失われた30年とは間違った解釈です。本当の日本の経済の実力とは。
戦後アメリカの経済調査団は日本の経済状態から日本の円の価値は1ドル320円位と査定をしていたが、
日本をアジアの資本主義の見本に育成したいという思惑もあり360円と40円も安く設定して1949年から固定相場をスタートさせた。
つまりアメリカの思惑で相場に40円のげたをはかせたのである。
そしてニクソンショックの1971年まで360円の固定相場を続けた。
40円のげたをはいた状態で22年間も経済を運営していたのである。
日本をアジアの資本主義の有力国にしようとする思惑のおかげと、
ヨーロッパがまだ第二次世界大戦の処理が済んでいない状態でEUもまだなく経済の低迷もあり、アメリカの最新技術を借りて経済大国になったというのが本当のところで、そこに戦後復興からの国民の期待値の高まりと、人口の増加により、内需の拡大もあり戦後の高度成長期になったというのが、日本経済の本当の実態で、本当の実力なんです。
人口構成が若く、社会保障費の負担が少ない為内需に金がまわせたことも、経済成長の一因です。
戦後の高度成長とはアメリカの思惑で当時の最新技術を日本に貸し出すこと、固定相場にげたをはかせて日本を輸出大国に押し上げ、アジアの見本にして資本主義をアジアに根づかせるための戦略があったことが戦後日本を世界第二位の経済大国にした本当の姿です。
日本人も頑張りましたがアメリカがしいたレールがなかったら今の経済的地位にあったのか疑わしいものです。
アメリカの援助がありヨーロッパの市場にも参加できる事になりました。
今のロシアを見て下さい、国際市場から排除されてますよね、
日本も一歩間違えばロシアのような立場に追い込まれます。
第二次世界大戦がそうだったのですから。
日本の経済実力は自国だけの力ではありません、運と時代背景と、各国の思惑、それも世界の先進国の思惑に左右されます。
戦後の日本の高度成長は作られた側面が強く、日本自らの計画でなしとげられた訳ではありません。
失われた30年などありません。今は本当の実力に落ちついているというのが
実態に近いでしょう。
これからが本当の日本人の実力がとわれます。政治に参加して政策を国民で作り上げる状態にして初めてスタートがきれるのです。