【ゲーム好きフォント技術者の散歩】東京ゲームショウ2024に行ってきました!
はじめまして!イワタ技術部の菊地と申します!
普段は字形チェックやフォントの検証など、フォントの製品化に関わる技術的な作業を行っています。
今回は初めての投稿ということで、まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。
今回、昨年に続き2回目の出展となった東京ゲームショウに見学に行き、業界の最新動向などを現地で体感しました。
その感動や発見を皆さんとシェアしたいと思います!
東京ゲームショウとは?
東京ゲームショウ(TGS)は、1996年に始まり、今年で34回目を迎えた日本最大のゲームイベントです。ゲームの試遊スペースや、各出展社が主催するイベントなどが盛りだくさんで、ゲームファンはもちろん業界関係者にとっても必見の場です。
なぜ東京ゲームショウ?
最近、社内の人から聞いた話によると、フォントメーカであるイワタに、フォントをゲームで使用したいという問合せが増えているらしいのです!
たしかに、ゲーム内のフォントは、そのゲームの世界観を豊かにする上でも重要な要素ですよね。
私は、普段いろいろなゲームをするのですが、世界観にマッチしていないフォントや、フリーフォントが使われていたりすると、「おや?」と違和感を感じたことを思い出しました。
今年の展示エリアでは、弊社以外にもフォントを扱っている会社が3社出展しており、業界全体でもフォントに対する関心が高まっていることを感じました。
いざ!東京ゲームショウへ!!
会場に着いた瞬間、その規模の大きさに圧倒されました。私自身、幕張メッセに初めて訪れましたが、とにかく広い!
ゲームファンはもちろん、開発者やビジネスパートナーたちが一堂に会するこの場は、まさにゲーム業界の祭典といえます。
ブースごとに異なる世界観が広がり、まるでゲームの中に迷い込んだかのような感覚でした!
イワタのブースの内容
会場に到着後まずは弊社のブースを確認しました。
ブースでは、ゲーム内で使用する際に必要となるライセンスについての紹介や、ゲームの世界観に合わせたフォントの選び方などを提案していました。
個人的に印象に残ったブース
自社ブースを確認した後、会場内の全てのブースを見学しました。
その中でも特に印象に残ったブースが2つあります。
1. THQ Nordic
REANIMALというゲームの展示は、月明かりや垂れ幕からの光がリアルに表現されており、ホラー・アドベンチャーの雰囲気が強く感じられました。
視覚的に非常に引き込まれるデザインで、プレイヤーの想像力を掻き立てる魅力がありました。
2. KONAMI
METAL GEAR SOLIDの展示では、ジャングルのリアルな再現が印象的でした!
細部までこだわった環境描写があり、プレイヤーを作品の世界に没入させる力がありました。
3. モンスターハンターワイルズ
そして、個人的に最も楽しみにしていた『モンスターハンターワイルズ』の展示へ!
前作の『モンスターハンターライズ』では、250時間以上もプレイし、特に「ゴシャハギ」というモンスターがお気に入りでした。ナマハゲ👹のような姿と、柔らかい肉質にダメージが入る爽快感がたまらず、何度も挑戦しました。
また、『モンスターハンターライズ』では同じフォントメーカーのフォントワークス社の「ロダンNTLG」が採用されており、UIやアイテムの表示が非常に見やすく、快適なプレイ体験を支えてくれました。
今回の新作『モンスターハンターワイルズ』もプレイしたかったのですが、さすがの大人気で既に整理券は配布終了・・・。
ブース内にある巨大スクリーンでプレイ映像を見ることに。
見た瞬間、リアルな自然環境と壮大なモンスターとのバトルがさらに進化しており、私のハンター心をくすぐられ、すぐに夢中になってしまいました(笑)。
特に字幕で使用されていたフォント(おそらくニューシネマAD)は、世界観を一層引き立てていました。
東京ゲームショウを振り返って
今回、東京ゲームショウを訪れて改めて感じたのは、ゲーム開発におけるフォントの重要性です。
ゲームの世界観を支え、プレイヤーの体験をより豊かにする要素として、フォントは今後も進化し続けると思います。
また、各ブースで展示されていた多彩なゲームやUIの進化を見ることで、フォントデザインにも新たなインスピレーションを得ることができました。
ゲームが進化するように、フォントもその一部としてさらなる可能性を秘めていると思います。今後のゲームとフォントの未来に期待しつつ、私も引き続き業界の動向を追い、発信していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
今回は、大好きなゲームとフォントの話でした。次回は他の趣味である銭湯や漫画について書けたらと思います。
どうぞお楽しみに!