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お片付けができない時の考え方

こんばんは。いわたコトバのそうだん室言語聴覚士の岩田です。

今日は「お片付けができないときの考え方」についてのお話です。

この問題に限らずアプローチ方法はたくさんありますが、今日は「スモールステップアプローチ」の考え方を紹介していきたいと思います!

0か1かでは考えない

まず、おもちゃで遊んだ後「お片付けができない」という場面を「できたか/できなかったか」で考えるとあまりうまくはいきません。

お片付けには、①おもちゃを見つける→②おもちゃを集める→③片づける箱に片付けていく と言う複数の段階があります(実際にはもっと細かく分けられます)

もし子供が②までできていたとしても、「できたか/できなかったか」と考えてしまうと、みんな同じ「片付けができない子供」となってしまう危険性があります。

スモールステップで考える

この子にとっておもちゃを片づけるとき「片づける場所が分かりにくい」と仮定します。反対に考えると、片づける場所がはっきりと分かりやすい場所だったら、片づけることができるようになるわけです。

例えば、片づける箱がどれも白色で同じものだとします。
これではおもちゃごとに分けるのは大変だし、見分けがつきません。

ではここに名前を書いたテープを貼り付けたりしたらどうでしょう?もしかしたら片付けられるようになるかもしれません。
箱自体の色を変えて「積み木→赤」「レゴ→青」「トミカ→黄」としてみるともっと分かりやすくなるかもしれません。

このように配慮した状態で「確実にできる状態」から、少しずつスモールステップで理想の形に近づけていくことをおすすめします!

こうすることで、子供は「できた!」という経験をたくさん積み重ねることができ、大人が望む「自分で片付けができる」に近づいていきます。

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