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吃音の悪意のない指摘

おはようございます。いわたコトバのそうだん室の言語聴覚士の岩田です。
2025年に吃音の主人公の「ワンダンス」といつ漫画がアニメ化されるみたいですね↓
楽しみです(^^♪
https://wandance.asmik-ace.co.jp/

さて、今日は「吃音の子供が受ける悪意のない指摘」についてお話ししたいと思います!
吃音の人たちが日常生活でどのような経験をしてしまいやすいのか、そしてその中で特に辛いと感じる「悪意のない指摘」についてです。

吃音とは

言葉をスムーズに話すことが難しい状態のことを指します。言葉が詰まったり(難発)、同じ音を繰り返したり(連発)することがあります。吃音は2~4歳くらいにに始まることが多く、成長とともに改善する場合も多くありますが、成人になっても続くこともあります。

吃音を持つ子供の心の問題

吃音を持つ子供たちは、年齢を重ねるにつれて吃音の症状以外にも心の問題が大きくなっていくことが多いことが分かっています。
例えば、話すことへの恐怖や人前で話すことが怖いと感じ、さらにはうつや社交不安障害になることもあります。
この心の問題の一番の原因となるのが、実は「悪意のない指摘」だと思っています。

悪意のない指摘

悪意のない指摘とは何でしょうか?
これは、目の前の人がどもったときに場を和まそうとして笑ったり、深刻そうに「どうしたの?」と聞いたりする、周りの反応を指しています。
この反応は吃音をよく知らない、優しい人がよくしてしまう反応で、まあ当たり前の行動といえば当たり前の反応です。笑

しかし、吃音を持つ子供たちにとっては、自分が異常だと思われていると感じてしまい、ますます話すことが怖くなってしまいます。

このような悪意のない指摘が繰り返されることで、吃音を持つ子供たちは自分に自信を持てなくなり、話すこと自体が恐怖になってしまうことがあります。これが心の問題を引き起こし、吃音の症状をさらに悪化させる原因となってしまうんですね。
吃音の方への対応方法はこちらを呼んでみてください👍↓

まとめ

吃音のことをもっと世の中に浸透して、吃音を持つ人が自分の身の回りにいるということが当たり前になればいいなと思って活動をしています。
吃音を持つ子供たちが安心して話せる環境ができてくればいいなと思います

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