読書する人だけがたどり着ける場所

齋藤孝さんの「読書する人だけがたどり着ける場所」を読んで、感想などを書いていこうかと思います。

1、著者 齋藤孝さんについて

まず、齋藤孝さんの本についてちょっと読みづらさを感じることがあります。
書いてある内容や表現については難しい表現をするわけではないし、ポップでとても読みやすいと思います。
ただ、この方はタイトルに対して結論が合っていないことが多々あります。
(天才だと理解できるのかもしれませんが・・・・)
なのでタイトルにある「読書する人だけがたどり着ける場所」はこの本では示されておりません。

2、この本で言いたいこと

齋藤孝さんは本を読むことに情熱をもっており、本を愛していることがひしひしと伝わってきます。
この本の結論は「みんな本を読もうよ!」ってことです。
そして世の中にはこんなにもいい本がいっぱいあるよっている良本を紹介されており、読書ファンの熱い思いが綴れれています。

3、少し掘り下げて

この本では本を読むことで「思考が深くなる」「教養が身に着く」「人格形成に役立つ」「人生を深める」などいくつかの視点で読書の良さや各テーマに合った本が紹介されます。

各テーマで「こうすることが最善策だよ」ということが示されますが、若干ズレてたり、具体的な数字や根拠といったものは示されません。
また、具体的こういう風な手法で読みすすめたらいいといったような方法論も示されません。

あくまで読書ファンの熱い思いです。
(ただとてつもない量の本を読まれてる方だと思うので紹介される本は間違いないと思います。私も今後読みたいと思っているものもたくさんあります)

少し否定的な書き方をしておりますが、要所でハッとさせられる表現や言い回し、話の展開があったりするので、「読書する人だけがたどり着ける場所」ということ忘れてしまえば読み応えのある1冊だと思います。

4、面白いと思ったこと

私が個人的に面白いなと思ったところいくつか要点っぽく記載しようかとおもいます。
・深い思考とは「認識力である」こと
 ハッとさせられた表現の1つでした。認識してなければ頭にも心にも残ら
 ないので、意識的に物事を見る捉えることの重要性に気づかされました。
・文学のよさ
 読書好きの作者の本を読むと必ずと言っていいほど文学の良さを勧められ
 ます。
 私は文学を読んでこなかった人間ですので、文学で書かれる表現の深さや
 そこで描かれる描写の細かさなどに感銘を受けるといったことがありませ
 んでした。
 ※文学の深さについてはピース又吉さんのYouTubeが面白いので後ほどリ
 ンク貼っておきます。
・自分の経験に紐づけて本を読むこと
 自分の経験と書かれている内容を紐づけて読むことで一人称として読むこ
 とができ、内容がより自分事として捉えることができる。
 ビジネス書なんかは自分の課題解決のために読む本が多いので納得のひと
 ことでした。ビジネス書以外であまりこういう発想で読むことは少ないな 
 と思った次第でした。

5、おわりに

みんな本を読みましょう!

電子書籍でもいいのですが、電子書籍だと読んだ本の量が見えずらいので「これだけ読んだ」っていう達成感が得られにくいのでやはり紙媒体がよいとのこと。

参考)

ピース又吉さんのYouTube:https://youtube.com/@matayoshiuzu

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