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#324 レギュラトリーサイエンス学会

おはようございます!週末は久しぶりに学会に参加していまして、更新できませんでした。週末の台風は皆さん、大丈夫だったでしょうか?ちょうど学会と重なってしまって、金曜日は雨がすごかったので、会場までが本当に大変でした。。。会場に着く頃にはびちょびちょになってしまいました。幸いにも住んでいる地域では被害がなかったので良かったですが、大雨は怖いですよね。これから秋は雨のシーズンなので、気をつけたいと思います。さてさて本日は参加してきた学会について少し書きたいと思います。

レギュラトリーサイエンス学会に参加しました!

医学系の学会ではなく、今回参加したのはレギュラトリーサイエンス学会です。薬周辺の産官学の方々が規制をどうするべきかみたいなことを議論する場で、サイエンスって感じよりは薬事って感じの内容かと思います。気になったトピックスをいくつか紹介します。①PMDAの藤原理事長の特別講演で話があったPMDAの国際化②ドラッグラグ・ロス関連の話題③ICH周りの最近の動向あたりかなと思いました。全体的には活発に議論がされるような場ではなさそうで、あくまで産官学のトップの方々の意見を聞いて情報収集をしてくる場といった雰囲気でした。そういう意味でもサイエンスっていうよりは動向調査・情報収集が目的になっている印象でした。

気になったのは・・・

それぞれのトピックについて少し触れてみようと思います。PMDAの国際化については藤原理事長の方針で最近は国内のガイドラインや物によっては審査報告書の英語版をIFが3以上の雑誌に積極的に投稿するようにしているとのことでした。これは本当に大変だと思いますが、非常に良いことだと思います。日本の規制について英語の読み物があるのは海外の人にとっては本当に助かりますし、日本を知ってもらう機会にもなると思います。PMDAのHPにも職員が出したパブリケーションは公表しているようなので、チェックしてみようと思います。ドラッグラグ・ロスについては今週の水曜日に開催される検討会で引き続き議論されるようですが、結構、衝撃を受けたのは国立がんセンターの山本先生の講演で、先生自ら海外のバイオベンチャーに日本で開発をしましょうみたいな売り込みをかけているというお話でした。もう少し詳しくお話を聞いてみたい先生だなと思いました。あとICH関連ではようやくBE周りの国際的なハーモナイズがとられそうでちょっと安心しました。ざっとそんな感じでした。

まとめ

いかがでしたでしょうか?ちょっと地味ではありますが、薬事規制関連の動向をざっととらえるにはいい学会かなと思いました。あとやっぱり日本の医薬品市場に対する危機感は想像以上に皆さん持っている印象でした。これを気に日本の規制が緩まってくる方向にいくのは、ほぼ間違いないような気がします。今後も検討会まわりを中心にフォローしていこうと思いました。業界全体がいよいよ変化していく時期ななのかもしれませんね~しっかり情報をキャッチアップして変化に対応できるようにしておきましょう!ではでは、また!


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