日本人とはなんぞや???

割引あり

《目次》
1,謎多き信州須坂藩最後の藩主堀直虎!
2,切腹と桜と日本人
3,難解すぎる「古事記」との格闘!
4,幕末・明治維新! 堀直虎の壮絶な決断!
5,純然たる日本人の最終形態

1,謎多き信州須坂藩最後の藩主堀直虎!

皆さん、こんにちは!
私が「日本人って一体何者なんだ!?」という謎解きを始めたきっかけは、小説・堀直虎『燎原ケ叒(りょうげんがじゃく)』を書いたことなんです。

というのもこの堀直虎さん、信州須坂藩の第十三代藩主で、幕末に徳川慶喜が新政府軍にボコボコにされて大坂から逃げ帰ってきた時、江戸城で慶喜に何かすごい諫言(忠告)をして、なんと切腹しちゃった人なんです!

何がどうなって切腹したのかは謎だらけですが、地元須坂には直虎を祀る奥田神社があるし、資料を見る限り、超真面目な藩主だったみたいなんですね。

勝海舟は、
「やつは精神錯乱していた」
とか書いていますが、切腹する当日に城へ向かう直虎のエピソードなどを見たら、そんな錯乱してる風には全く見えない!
むしろ、何か大きな目的のために死を覚悟してるようにしか見えないんです!

アーネスト・サトウの日記にも、
「2月7日、評議会メンバーの堀内蔵頭(直虎)が慶喜に自刃を説得しようとしたが失敗し、自らも慶喜と共に自害しようと申し出て腹を切った。江戸全体が内蔵頭を賞賛し、慶喜も彼の例に倣うべきだと述べた。」
と書いてありますし(AI翻訳)、 精神錯乱どころか、武士として自刃を勧めて自らも切腹した! しかも、その行動を江戸全体が賞賛したって!?

賞賛したのは江戸城中なのか、江戸市中なのかは分かりませんが、この後、直虎の切腹を描いた錦絵がドッと出回ったのは事実なんです!

2,切腹と桜と日本人

このアーネスト・サトウの日記が本当なら、江戸城無血開城における直虎の功績はその根本から見直されなければならないし、勝海舟の「精神錯乱」発言は、自分の功績を独り占めしようとした悪ふざけにしか思えません! (笑)
とにかく、この「切腹」って一体何だったんだろう?
という疑問から、私の「日本人とは!?」の探求が始まったんです。

切腹についてはまた機会があれば書こうと思いますが、もう一つ、日本人を探求するヒントになったのが、『叒譜(じゃくふ)』という直虎が序文を書いた本なんです。

これは桜の図鑑で、当時日本の各地に自生していた桜の種類が図解されています。でも中にソメイヨシノはなくて、全部在来種!
直虎の父(十二代藩主直格)がけっこうな文化人で、『叒譜』を作った時に、息子である直虎に序文を書いてもらったみたいなんです。
ですので直虎と桜はとても深い繋がりがありますよね。

桜も、日本人とは切っても切れない関係にあると思いませんか?

調べていくと、初代神武天皇の三代前の母親が木花佐久夜姫(このはなさくやひめ)というすっごく美しいお姫様で、「咲くや」が桜の語源という説もあるのです!
ですからこの木花佐久夜姫こそ桜の象徴で、日本と桜の関係の原点なんじゃないかと思っています。

この切腹と桜…

ここに日本人のヒントがある! と思ったんですね。
そして日本を知るには、日本最古の歴史書「古事記」を読まなきゃ! と、思いました。実は「古事記」に木花佐久夜姫が出てくるんです!

3,難解すぎる「古事記」との格闘!

さあ大変だ!(笑)
「古事記」って、元々は全部漢字で書かれていて、全然読めないんです!(笑)
仕方なく、ネット上の「古事記」解説サイトを片っ端から見て、読み下しを理解しながら、自分なりに解釈を加えて…
ついに一冊の本が完成しちゃいました!(笑)

本当は神様が地上に降りてくるところでやめようと思ったのですが、話が面白すぎて、日本の天皇の系譜が書かれた続編までやってしまいました(笑)。

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