洒落の通じん人だなぁ
高校生の時、朝学校に着くと先生達が玄関で並んで待っていて、服装や頭髪の検査を毎日してました。
服装ではネクタイを付けているか、先生がチェックしています。
ある日ネクタイを忘れてしまい、たまたま持っていた折り畳み傘をネクタイに似せて先生の前を通り過ぎようとした。
ネクタイの色は赤ですが、持っていた傘は黒。
俺「おはよう御座います。先生達も毎日大変ですね〜。お疲れ様です〜。」
先生「イヤイヤ、ネクタイおかしくない?」
俺「身内に不幸がありまして。」
先生「そういうの、いいから」
(洒落の通じん人だなぁ。)
その先生にいろいろ言われていると、
離れているところから怒鳴り声。
「まーた、お前かー⁉️」
声を張り上げながら、近づいてきたのは、
クラブの顧問。
(別のとこでも書いたけど、この人は悪ノリが過ぎる)
何故かこの先生は、人を嬉しそうに叱る。
有無も言わせず、俺の足と首の辺りを持って肩の上に軽々と持ち上げる。
はいっ
アルゼンチンバックブリーカー
俺「恥ずかしい、皆んな見てるから降ろしてー!」
全然やめないで、ニヤニヤしながら揺らしてやがる!
俺「それ以上やったらタバコ落ちちゃうよー😰」
先生、そ〜と降ろしてくれました。
先生「いいから、早く教室行きなさい!」
良くも悪くも昭和は、このような事がまかり通る時代でした。
オワリ