ヒプノセラピーで前世療法を受けてみた件②
▼①はこちら▼
セラピストさんは、とりあえず開けて一歩踏み出そうっていうんだけど、私からしたらほんとに壁なので、開けるとかないんだが!?って感じが続く。
2時間壁の前に突っ立って終わりなのか?と絶望的な気持ちになる。
漫画で読んでたようにはうまくいかないんだな…と思った。
ただその壁を越えるための指示を何個かもらって、脳内で壁(壁というより板?)を回り込むように左に身体を移動させたら白い光が見えて、一歩ずつ進んでいくと、身体が熱くなってきて自分が溶けていくようだった。
原型がなくなっていって、何が見えますか?風は感じますか?感覚はありますか?って聞かれたけど、
白い光の中にいるとしか言いようがなかった。
そう伝えると、螺旋階段の上にいるかもしれませんねって言われた(下りきれてなかったんだろうね笑)
セラピストに、その白い光の中にはいろんな粒子が浮かんでいて、何にでもなれる空間です。あなたはここで何になりたいですか?って言われて、私はなぜか「液体になりたい」って言った(何これ哲学????)
どんな液体ですか?って言われて、液体になりたいも漠然すぎて何ってものが浮かばず、自分のフルネームに入っている「水」になりたいって言った。
この時海底からゆらゆら揺れる水面を眺めているような感覚。
その水は変幻自在で移動できます。
下にも上にも横に流れることもできます。流れてみましょう。と言われて、私は山から湧き水が出ているところをイメージしてチョロチョロと下に流れていった。
するとたどり着いたのはどこですか?
と言われた、
鮮明な景色ではなく、視力が0.01くらいまで落ちてぼやぼやだった
私は下から何かを見上げるような状態で、
青空と左端に木とそれについてる葉が見えた。
セラピストさんはここから私を動かしたいけど私は動けない、なんなら埋まってるんじゃないかってレベルでびくともしない。
セラピストさんにその木の特徴を聞かれる。
背は高いですか?低いですか?細いですか?太いですか?葉はチクチクしていますか?それともまあるいですか?
下から見上げるだけでは視界を変えられないので、なんとかしてイメージだけで起き上がる。
木はそれほど大きくないように見えた。
木に向かって動物がやってきたようです。とセラピストが言う。
私はぼやけた視界で木の右側をみると明るい茶色の動物が確かにいる。
その動物はなんですか?と聞かれても、茶色しか見えないので何、とまでは答えられなかった。
(私が来世は犬か猫になりたいといったのでそこへの誘導だったのかも?)
その動物は木の近くで何をしていますか?登ろうとしている、触れている?と聞かれたけれどその動物は座り込んでいるかのように動かない。
それは動けないというより休んでいるように感じた。その木はそこまで背が高くないけれど根がしっかりしていた。
その木に触れて抱きしめてみましょう、と指示された。私は自分が人であるのかもわからないまま、その木に抱きつく。
幹は電信棒くらいの太さで抱きしめると安心した。
その感覚を忘れないでください。あなたは心の中に安心できる場所を持っている。いつでもそこに行くことができる。
そこは何人も立ち入ることはできない、あなたの聖域です。と言われた。
そのあと、再度光をイメージして黒い扉の前に戻る。
再度開くように言われるけど、そもそも扉を動かせる手が私のイメージにはなかった。
私は黒い壁の前で棒立ちになっている。
セラピストは今の悩みの原因になった魂に入るのが怖いのかもしれませんね、と言った。
そして、見たくないのかもしれないですね、見たくないのだとしたらなぜ見たくないのでしょうか、と続けた。
私は悪いものを見たくない、と正直に答えた。
「なぜ悪いものを見たくないのでしょうか。過去のものはすでに終わった出来事で、今起きていることではありません。なぜでしょうか」
「他人に良いと思われていたいから」と伝えると
「過去によほど辛い思いをして、見ることを拒否しているのかもしれません。それでは、一度iwashiさんが一番楽しく明るく生きていた魂を見に行きましょう。」
深呼吸の後、3回カウントをして扉を開けるというより、壁にぶつかるような気持ちで向かった。
その時の衝撃はなく(そりゃそう)、イメージの中で目を開くと白い片足が見えた。
スカートを履いている。ハイジみたいなの。
フランス?ヨーロッパあたり?日本ではない。
時代はわからない。
草の上を1人で歩いてる。
そのまま歩き続けるようセラピストに誘導されて、門をくぐり城壁の中の街に辿り着いた。
屋台が並んでいるものの、人はいない。
そのまま歩き続けると街の真ん中に相当大きな噴水が見えた。
その街の様子を聞かれたけど、狭い街で岩?でできた城壁に囲まれていてその上にはぽつんと満月が浮かんでいる。
ただただ閉塞感を感じた。
噴水が空に向かってまっすぐ打ち上がっている。私は縁に腰掛けて月明かりを浴びてキラキラ弾ける水飛沫を1ずっと1人で眺めていた。
人の気配がまったくしない。
セラピストは人はいませんか?人を探しましょう。と誘導するけど廃墟ではないけど灯りもない。
人が寝静まった時間?深夜だったのかな。
そこで半ば強引にセラピストが人を連れてくる笑
誰かがあなたの元にやってきたようです。どんな姿をしていてなんと話しかけていますか?またあなたは相手に何を伝えていますか?
と聞かれたけどその世界に音声はなかった。
耳聞こえなかったんじゃないのってくらい無音。
噴水のイメージは明確だったのに、また視力が0.01くらいまで悪くなってその人物に目を向けると明らかに子供。
5歳くらいの男の子。髪は色素が薄くて綺麗にまとまっていて、品の良い格好をしているイメージだった。
声は聞こえないけど彼は私に笑いかけている。
賢そうでいて無邪気な顔。一緒に歩いて門を抜けて城壁の外に出た。
そこには、さっきまで見えていなかった真っ暗な空と城壁の中から見上げた時とは比べ物にならないくらいの大きな満月が見えた。
狭い街を出ただけだからこんなに大きく月が見えるわけがない。
特に会話もせずただ一緒に眺めている。
なんとなく感じたんだけどこの時代の私には帰る家族がない。
そして働いていない。
どうやって生計を立てているのかはわからない。
この少年との関係性はわからないけど、たぶん強い繋がりはない。でも仲間だと認識している。
孤独を感じていながら月が綺麗だと思った気持ちだけ鮮明だった。
そのまま進展がないため、じゃあもう一つの世界を見てみましょうか。と言われた。
再び黒い扉(私には壁でしかない)の前に立って、開け方がわからないので3カウントでまたぶつかりにいく。
(パワー系すぎん??)
次回、私が見た最後の世界と、
前世から受け取ったメッセージとは…!
③に続く。
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