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【勉強法】140時間でTOEICのスコアを240点ぶちあげた話

このnoteは、自分が140時間の勉強でTOEICのスコアを240点アップさせるまでの過程をまとめたものです。
再現性を高められるよう、なるべく詳細かつ実態に即して書いていくので誇張などは一切なしです。
※有料設定ですが、最後まで無料で読むことができます。

※念のためスコアについて


「前置きはいいから、とにかくどうやってスコアをアップさせたのか知りたい」と言う人向けに、最初にどんな教材でどれだけ勉強をしたのかだけ書いておきます。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
教材(勉強時間)
 スタディサプリEnglish TOEIC (130時間)
 ハートで感じる英文法 (10時間)

方法
 開始時に方法を相談する。
 勉強過程を毎日Twitterに報告する。

必要経費

 スタディサプリEnglish TOEIC
  8,940円 (2,980円*3ヶ月)
 ※新たに購入する場合の金額です。自分は1年分を一括で購入しました。
 ハートで感じる英文法
  1,836円
  計:10,761円

 以上
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

上記の情報だけでも事足りると言う人は、すぐにアプリをDLして今すぐ始めてみてください。
以降は、もっと具体的な勉強方法や実際の勉強の様子について述べて行きます。

1.目的の確認 そもそも何故英語の勉強を始めたのか


まず、TOEICの勉強をするにあたり必要なのは「何故自分が英語を勉強するのか」という軸です。
なんとなく、という理由では間違いなく挫折します。
事実、2018年の初めに”なんとなく”勉強したときには、受験したきり勉強をやめてしまいました。

僕の例を挙げると、「海外のことをもっと知りたい」という気持ちが原動力になっていました。
と言うのも、2018年の夏が終わる頃に、僕は会社を退職することを決意しました。
無駄な慣習が優先される会社や、上司たちの武勇伝を聞かされるだけの飲み会にほとほと嫌気が差してしまったのです。
営業として(どうでもいいことも含め)様々なことを学んだ一方で、どうにも日本は経済的に衰退しているように感じられました。
ニュースでは散々日本の生産性の低さや伸び悩むGDPが取りざたされるものの、では実際のところ海外はどうなのだろうか、ちゃんと自身の目で見て考えたいと思い、先の通り会社をやめた次第です。

英語を学びたい、と思った切っ掛けはまさにこれで、自分の目で考えるためには最低限英語でコミュニケーションが取れるようになる必要があると思ったからでした。
(TOEICの実用性については多々議論がありますが、話が逸れてしまうので今回は脇に置いておきます。一言だけ触れると、個人的には英語の基礎の醸成と履歴書の錯覚資産にするには良いと思います)

辞めてしまいそうな時に軸を思い出せれば、勉強する意欲が湧いてくるので、まずは「何故勉強するのか」を明確にしておくことを強くお勧めします。

2.目標と計画の設定 ノルマの逆算


次に必要なのが、目標の設定です。目標には二つあって、それは次の通りです。
 1.点数目標
 2.時期目標
「TOEICで何点を取るか」と「いつまでにそのスコアを取るか」を設定します。

後述するメンターの方からの受け売りですが、TOEICの勉強は短期決戦で臨むべきです。
タイムリミットを設けることで、俄然集中して取り組むことができ、漫然と勉強するよりも明らかに効率が上がります。

また、正直いくら頑張ろうとしていても、必ずモチベーションが落ちるときは必ず来ます。
なるべく短いスパンで計画を立てることで、中だるみのリスクを減らすことができます。
仮に、1年のスパンで勉強の計画を立てるにしても、3ヶ月に1回ほどのペースで実際に受験する、という風に、勉強計画を細かく区切っていった方が良いです。

目安として、TOEIC400〜700前後の範囲で100点スコアを上げるのに150時間ほど勉強が必要と仮定します。
それを3ヶ月で達成するのであれば、150時間÷90日=毎日平均1時間40分ほどの勉強が必要となります。
この数字はあくまで参考ですが、平日や週末など加味した上で、1週間単位で勉強時間の目標を落とし込んでみてください。

1日単位ではなく、1週間単位です。
どこかで勉強時間が足りなくても、その前後でリカバリーができるよう余裕を持って設定します。

※自身のレベルと伸び率を把握するために、早いタイミングで2回受験してみることを推奨します。
 何時間の勉強でどれだけ点が伸びたか分かるので、次回以降の計画が遥かに立てやすくなります。

3.勉強の方針の決定 リソースの配分


ある程度の計画が立てられたら、次にどのPartの勉強をしていくのか決めていきます。
文法に関して十分な知識がある方であれば、勉強するオススメの順番は下記の通りです。

優先度

1.Part1 (リスニング:写真描写)
2.Part2 (リスニング:質問応答)
3.Part5 (読解:短文空所補充)
4.Part3 (リスニング:会話文)
5.Part4 (リスニング:説明文)
6.Part6 (読解:中文空所補充)
7.Part7 (読解:長文読解)


ご覧の通り、比較的リスニングの方を優先度を高めに設定してあります。
理由は主に下記の通りです。

 ・読解問題に比べて比較的文章のレベルが易しい
 ・何度も繰り返し聴くことで、文章の切れ目や意味の塊が感覚でわかるようになる
 ・ネイティブの発音が刷り込まれるので、読解のスピードもつられて上がる
(・実際にしゃべる時に耳が慣れているので情報感度が上がる)

もともとリスニングが苦手だったことから上記の順位付けで勉強していましたが、これらの理由からリスニングに注力することをお勧めします。

それとは別に、英語を1から勉強する場合には、アプリ内の文法講義を最優先で解いてみて下さい。
TOIEC自体の性質として、問題の難易度とは全く別に、時間がとにかく足りないことが言えます。

文法を覚えることで長考する時間を減らせるだけでなく、知らない単語についての問題だったり、そもそも文章自体の意味が分からなかったりする場合でも、正解できる可能性が上がります。
「そんな方法で正解しても、実際に使うときには意味がない」と指摘がありそうですが、受験後に実際に留学してみた時には、文法の型にだいぶ助けられました。

現在分詞やら関係代名詞なんていう文法用語をいちいち覚える必要は全然ありません。
ただし、構造を感覚的にでも理解しておくことで英語の吸収精度は必ず高まっていきます。

また、大前提として単語力がなければどれだけ他の部分に力を割いても大幅なスコアの向上は見込めません。
1日10分程度でも構わないので単語を覚える時間を取りましょう。

4.具体的な勉強方法 


アプリ内の単元ごとの構成は、大まかには下記の通りです。
※Partによっては無いものもあります。

1.問題演習
2.単語・熟語チェック
3.動画講義(ある場合のみ)
4.ディクテーション (音声書き取り)
5.本文チェック(音読)
6.シャドーイング


リスニングパートでは基本的に上記の流れに従って勉強していきます。
が、特に序盤のうちは、問題演習を解く時に正誤はあまり考えなくて構いません。
リスニングを鍛える上で重要なのは、ひたすら問題文を繰り返し聞き続けることです。
もうこれ以上聞いても聞き取れる部分が増えない、となるまで何回でも、それこそ何十回でも繰り返してから漸く正解の確認をします。
そこで実際の文章と意味を確認し、自分の聞き取れなかったところをチェックします。
単に単語を知らなかったのであればここで意味を調べ、音声を再生して発音も分かるようにしておきます。
知っていた単語であっても、音が消えたり繋がったりして全く違うように発音されることがあるので、そういうところは特に念入りに確認します。
(実際にネイティブと喋る時、この確認のお陰でだいぶ聞き取りが出来ていたように思います)

可能であれば通常よりも速い設定で音声を流すことをお勧めします。そちらの方がネイティブの話すスピードに近く、実際の試験では音声がゆっくり聞こえ遥かに聞き取りが楽になります。

2〜4については、1でみっちり繰り返しが出来ていれば比較的さくさく進められると思います。
単語のスペリングに自信がない人は、ディクテーションでつまずいてしまうかもしれませんが、なるべく音を覚えることを意識してトライしてみてください。

5の本文確認(音読)に進む頃には、スラスラと問題文を読むことができるようになっていると思います。
つっかえてしまう人は、本文を見ながら音声を再生して一度通しで読めるように練習してください。
ちなみに、5・6に関しては必ずしも大きな声で発声する必要はありません。
例えば電車内など声に出しづらい場所では口パクでやるのでも問題ありません。
ただし、流し読みはせず、1文1文の構造と意味を意識して読むよう気をつけて下さい。

最後に仕上げとして、6のシャドーイングに移ります。
流れる音声をそっくりそのまま真似していくだけ、ではありますが、1文刻みで読んでいくと、おそらく自分がなんとなくで読んでしまっていたことに気がつけると思います。
TOEICでスピーキング力を問われることはありませんが、この”なんとなく”で済ませていた部分をしっかり腹落ちさせることで、リスニングだけでなくリーディングも一緒に力がついていきます。

何回も、何十回も、聞いているうちに本当にわずかにですが、文章のどこで息継ぎがされているのかが感覚的に分かるようになります。
日本語同様、英語でも息継ぎのタイミングが意味の切れ目になっています。漫然と読むのではなく、必ずリズムと意味の塊を意識するよう心がけて下さい。

リーディングパートでもやることは変わりません。
ただ文章の構成がやや難しくなるので、必要に応じて問題文を自分で訳してみるといいと思います。

おまけ 単語の覚えかた


他の部分でも言えることですが、一回で覚え切ろうとしない、忘れることを前提に覚える、という方針で単語に取り組んでいました。
詳しいやり方は下記リンクの動画を参照ください。


単語帳については、お勧めは金フレといった有名どころを1冊所持していれば十分です。が、スタディサプリを使う場合はそれすら不要です。というのも、1問ごとにきっちり正誤判定がされること、収録される単語にそこまで違いが無いことなどが理由です。
(いくつか単語帳を見比べましたが、TOEIC対策用のものは出題傾向を元に収録単語を決めるため、そこまで内容に差が出ません)

終わりに


ここまで書いたところで正直に告白しますが、実のところ最後の1ヶ月はかなり中だるみしてしまい平均の勉強時間が1時間を切ってしまっていました。
中には本当に数分単語を確認しただけ、という日もありました。
それでも途中で投げ出さなかったことで、こうして目標のスコアを取ることができたと思っています。

765点というスコアは、日本国内で就職するにあたり履歴書に書いても恥ずかしくないレベルだとは思いますが、決して十分な英語力だとは思いません。
昔よりもリスニングができるようにはなりましたが、それでもやはり完璧には程遠いし、わからない部分の方が多く感じます。

けれど、これまで書いて来た通り、目標と計画設定した上でやり遂げたこと、およびそれを具体的に方法論として文章化できたことは間違いなく財産となったと思います。
長くなりましたが、このnoteが少しでもTOEICの勉強の参考になれば幸いです。

最後に、今回の勉強にあたりアドバイスをくださったぽるぽるさん(@porpor35)に感謝を述べさせていただきます。

本当にありがとうございました。

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