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#マーケティング

日本はなぜマーケティング部門が少ないのにマーケティングが成功するのか

「マーケティング研究とその50年」という論文を読みました。 アメリカではだいたいどの企業にもマーケティング部門は存在するそうですが、日本ではあまり馴染みがありません。 では、なぜ日本はマーケティング部門が少ないのにマーケティングが成功するのでしょうか。 そのヒントがこの論文に書かれていました。 ■日本におけるマーケティングなきマーケティング アメリカでは1950年代まで大量生産・大量販売のマスマーケティングが盛んでした。 そして、1960年代ごろから徐々にセグメン

マーケティングの歴史(浅め)

「マーケティング研究その50年」という論文を読みました。 マーケティングの歴史の部分だけ、少しまとめてみたいと思います。 ■論文のまとめ1956年スミスの「差別化」と「細分化」がマーケティングジャーナルに載りました。 この差別化や細分化は現代使われているものとは少し意味が違います。 スミスによると、 差別化 → 買い手の嗜好や選好を自社製品に向けること 細分化 → 買い手の嗜好や選好に合わせて製品を調整すること そして、差別化は売り手による説得、細分化は買い手に

WEB業界の組織が勉強不足に陥る原因と解決策

この記事に本当に共感します。 我々、WEB広告業界は非常に変化も激しいため 日々、勉強をしなければいけません。 そのために、オペレーションの業務を実施して知見を深めていくと、 職域の幅が広がります。 でも、勉強をしません。 それは、一言で言うと商品がパッケージ化されているからです。 パッケージ化されると営業マンはその拡販にだけ動くので、 最適化という側面で必然的に勉強不足に陥ります。 勉強不足とは、世の中のトレンドや技術を知らない状態です。 アホって意味ではないで

社内での課題解決は部分最適になりがちである

こんにちは 今回は本ではなく、論文を読んでみました。 「マーケティング・マネジメントの構造とマーケティング課題の戦略性」という論文で、拓殖大学の田島規雄助教授がかかれました。この方を私は存じ上げまていませんが、とても興味深い論文だったので紹介します。 意訳が入っている部分が多いので、あくまでも僕の解釈としてご覧ください。 メジャーなマーケティング方法メジャーなマーケティング方法は2パターンあります。 ①マーケティング目標の設定->STPの決定->マーケティングミック

読書ディスカッション会Vo.1 −営業の本質、インサイト、セグメンテーションとペルソナ−

読書会メンバーのうちの4人(Takao Iwasaki, Naoki, awwe21, Aki)で議論が始まりました。 物議を醸した記事はこちらです。 マーケティング、営業、コピーライティングは何者なのか 以下、議論の内容です。 Aki確かにマーケティングって一種の洗脳のような感じはしますよね。 ただ個人的には、お客さんが営業やコピーライティングによって「この商品ほしい!」と思うのが一種の洗脳だとしても、お客さんが最終的に満足すれば大丈夫なのかなという感じがします。

マーケティング、営業、コピーライティングは何者なのか

今回は「心理マーケティング100の法則」という本を読みました。 営業やコピーライティングのノウハウについて書かれているのですが、この本を読んで私は難題にぶち当たりました。 今回は本のシェアじゃなくて、私がぶち当たった難題について喋ります。笑 答えは出ていないので、誰か教えてください...。 もともとの自分の考え今は大学でマーケティングを勉強しています。 マーケティングって概念が結構広いのですが、私の解釈からすると マーケティングとは、『消費者のわがままに答えること