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文章の冒頭の面白さを上げるコツを学んだから共有する

「文章の書き出しは、音楽の「イントロ」である。」と言われています。

音楽の「イントロ」は、曲の始まりに流れるものであり、曲の雰囲気やメロディーを予感させる役割があります。文章の書き出しも同様に、文章の雰囲気や内容を予感させるような、印象的な文章であることが重要です。

さらに最近は、ユーザーの集中力の低下に対応する為に、イントロを短くしインパクトのある歌部分を早めに持ってくるのがトレンドになっています。事実、過去 30 年でイントロが 23 秒から5 秒 に約 80% 短くなっているようです。

文章も同じで、冒頭で「何故この文章を読む必要があるのか」を理解してもらうためのフックが必要です。そこでここでは、ニューヨーク・タイムズのまとめ記事を参考に具体的な方法を4つあげたいと思います。


具体的な状況を説明する

自分が話したいトピックについて具体的な詳細を説明します。読者に状況を明確に理解してもらうのが目的です。

例えば、あなたがイワシの生態について話したい場合、以下のような表現方法があります。

フィリピンのセブ島の海岸からわずか数メートルのコバルト色の海のサンゴ壁から数千匹から数百万匹のイワシが現れます。それらは単一の波状の銀の雲の中で動き、ねじれ、回転、縮小、拡張し、邪魔になるあらゆる物体を包み込みます。時には雷雲となって太陽を遮ったり、捕食者から逃れるために突然隊列を反転させたりする際に激しく拍手をすることもあります。

https://www.nytimes.com/2016/12/14/science/sardines-philippines-swimming.html

トピックに関する比喩からスタートする

比喩利用すると、読者はトピックがどんなものか?すんなりとイメージできます。

例えばあなたがピラニアに関する記事を書きたい場合、以下のように書けるでしょう。

恐ろしい歯といえば、ピラニアの咬傷が最も恐ろしいものの一つです。彼らのかみそりのように鋭い歯は、肉屋のナイフのように簡単に獲物の肉を剥ぎ取ります。

https://www.sciencenews.org/article/piranhas-plant-eating-relatives-pacus-replace-rows-teeth-all-at-once

質問を投げかける

今から話す内容に関して、読者が興味を引くような質問を投げかけるのも良い戦略でしょう。

例えばあなたが水風船と釘の面白い関係性を説明したい場合、以下のように書けます。

釘がならんだベッドで、水風船をバウンドさせることはできると思いますか?

https://www.nytimes.com/2016/12/23/science/pancake-bounce-water-balloons-bed-nails.html

ストーリーから始める

自分自身の体験に関して説明し、具体的なトピックの重要性をイメージしてもらいます。

たとえばあなたが魚のうつ病について話したい場合、以下のように書けます。

魚は落ち込むのか。この疑問は、私たちの新婚旅行のホテルで出会った小さな魚を見たときに芽生えた。私たちは新婚旅行の最終日に、無料のブラッディメアリーを楽しもうとしていたのだが、そこには一匹の魚が、家の底にある透明な偽の岩を下びれでかすめていました。その悲しそうな表情を見たとき、そんなに悲しいのであれば彼は死んだほうが楽なのではないかと私は感じた。

https://www.nytimes.com/2017/10/16/science/depressed-fish.html


これらを活用して面白い文章のフックを作っていきましょう。

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