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母親になっても変わりたくなかった私が、変わったこと。

妊娠中の私はSEX AND THE CITYのミランダのようだった。

「子供が産まれたからって、今までゴハンくらいしかアップしなかったSNSが、子供の写真や子供の話題で埋め尽くされるような人になりたくない。」

「母親になっても、恋バナしたいし、恋人のゲスい話とかで盛り上がりたいし、音楽はロックが好きだし童謡なんか絶対歌わないぞこのヤロー。」みたいな人。

出産するまで、ずっと小学生の時に母親からもらったぬいぐるみと寝ていた。どこか「大人になりたくない子供の自分」をそのまま抱えたまま大人になってしまって、子供を産んだらそういう自分を捨てて、しっかりとした母親らしい母親にならなければいけない気がしていた。

赤ちゃんも、子供も特に好きではないし、子供が欲しかった理由は「人間としての役割を果たすため」と、「自分の死への恐怖がどう変わるか知りたかった」から。

結論、役割が果たせたかなんてわからないし、死への恐怖が変わったかも分からない。そして私がしっかりとした母親らしい母親になったかというと、もちろんそんなことは無いのです。

結婚の時も同じような感覚が少しあったのだけど、「子供を産む前の自分」と「子供産んだ後の自分」は環境がいくら変わっていても大部分の「自分」は変わらない。

具体的にいうと8割くらいは変わってなくて、2割くらい環境に合わせて変わった。では、そんなに「自分が変わること」を拒んでいた私のどこか変わったのか?

⑴テレビを見なくなった

⑵スッと立てるようになった(お尻に根っこが生えにくくなった)

⑶できることなら毎日家にいたかったのに、毎日外出したい人になった

元々私は尽くすタイプ♡なので、「子供によって自分を変えられてしまった」というよりかは「好きな人(子供)に色々してあげたくて変わった」という感じ。

なんかこんな風にいうと、めっちゃ母親体質ですやん。元から向いてるから変われただけやん。と思われそう。

でもね、本当に子供って苦手だった。

でも産まれてきたのは「子供」じゃなくて「好きな人」だった。

なんかかっこいいな?笑

子供、というと厄介なイメージですけど、好きな人が増えたんです。(めちゃくちゃ振り回し系男子ですけど。)好きな人が出来たら、その人の好みに服装とか髪型とか、振る舞いとか寄せていかない?私の中ではそれと一緒だったという話。

確かに未婚の友達と恋バナしにくくなったのは正直あるけど、それで壊れる友情ならそれまでです。

変わりたく無いところは変わらなくていいし、変わりたいと思うとこだけ変わればいいんやで。

これからも私はおばちゃんになるまで、しっかりなんてしないし、自分の好きな音楽を聴き、自分のしたいことをするおばちゃんになる。


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