キリンジ
やっと、あったかくなってきた!
場末の、腰曲がったおじいがやってる駄菓子屋で、買ったアイスクリームを店の軒先のベンチで座って食べたい気分。
寒いの苦手なので歓喜しとります。
人間冬眠プロジェクトなんてものがこの世にあれば参加したいので、知ってる人いたら教えて欲しい。
寒さを感じる事なく健やかに過ごらようなデバイス?プレイス?移動手段?
さて、今回は前回も少し触れた音楽について。
中学生で出会ったキリンジというアーティストについてのお話。
初めて聞いたのは2000年、中3の春。
ラジオで「グッデイ・グッバイ」という曲を聴いて、脳天にハートの矢が刺さる。
当時はスマホも無いし調べるならパソコン。
急いでCDレンタルしに行って、アルバムあるだけ借りた。
そして、「風を撃て」と言う曲を聴いて、脳天をピストルで打ち抜かれた。
何だこのコード進行は!
というかコード進行という言葉をこの曲を紐解く時に知った。とにかくキテレツ。複雑なコード進行だけど聴いてて面白くって楽しい、心地よい。そして変な歌詞。
こういうの、こういうのを求めていたんです。
前回の音楽に触れたところにキリンジのキの字もなかったと思いますが、かなりお熱になっていたのは間違いなく彼らだ。そろそろ普遍的なAメロBメロサビ...なJpop展開に辟易していた所、大興奮したのを覚えている。
ネットに情報が然程溢れていない世の中だったが、ファンコミュニティは存在していた。誰でも作れた掲示板だ。
そこで夜な夜な語り合った。
東京までライブに行けない(親に小遣いをもらえない)身としては、何としてでも広島でのライブに行きたくて、チケット争奪戦を頑張っ…らなくても取れた。アイドルか何かと勘違いしていた。行けばそこにいるお客さんは、大人の人ばかりだった。制服姿が浮いていたのを覚えている。
現在までに何度かメンバー構成が変わって、今は堀込高樹さん1人がキリンジ。彼の音のセンス、言葉のセンスに惚れていて、信頼している、いつでも安心して聴ける音楽だ。これからも応援します!