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4大推しについて語る その1【King Gnu:前編】

今週は月曜からバタバタでしたが、今日は少し落ち着いているのでコソコソと綴ります。(仕事しろ)

プロフィールや前回の記事にも書いた「私の4大推し」
そのうちの1つが「King Gnu」

きっかけは5年前。
自分の人生が大きく変わる出来事があって、それに伴って引っ越したり、アルバイト雇用だった某飲食店で社員にしてもらったり、諸々の直後にコロナ禍が始まったりと、とにかく目まぐるしい日々を過ごしていた。そんな中、ふと我に返った時に唐突に思ったのである。

「なんか新しい扉を開けてぇぇぇぇぇぇ」

過去に縛られたくなくて「あの頃はよかったなあ」って思い続けたくなくて、店は開け続けていたから仕事はしていたけど、コロナで友達には会えないし、行くはずだったライブは中止になるし、で「とにかくなんでもいいから"新しいなにか"に触れたい」という欲求が沸々と湧き上がってきた。
そして結果、私にとっての生活必需品は「音楽」なので、「まずは今まで聴いてなかった音楽を探して聴いてみよう」と思い立った。既に世にはサブスクというものが当たり前のように浸透しており、気になるミュージシャンの楽曲は大抵聴くことが出来る状況であった。メモは手書き派だし、土鍋で炊く米の方が美味しいと思っているし、どちらかと言うとアナログを好む自分ではあるけれど、サブスクの恩恵だけはありがたく享受した。

King Gnuは「白日」のタイミングで認識はしていて、なんなら初紅白も前住んでいた家で観ていた。「すげえバンド出てきたなあ」という想いはありつつも、当時の私は変な固定概念を持っており、「アラフォーの自分がこんな若者の音楽に触れるなんて」と、頑なにそれ以上踏み込もうとはしていなかった。それでもやっぱり心どこかで引っかかっていたのだろうな。
「何を聴こう」となって真っ先に思い出したのがKing Gnuだった。

コロナ禍があったからだったと思うのだけど、(記憶違いだったらごめんなさい)たまたま仕事が休みで家にいた日にYouTubeで、King Gnuの野音ライブが無料配信されていて。なにげなく観始めたんですよね。

で、観始めて5分後↓

「え?は?なに?どちゃくそかっけーやん。え?まじでどゆこと?
え、この子達まだ20代なの?は?既に貫禄すら漂ってるやん。
いやいやいやいやいや。とりあえず課金させてください!!!」

その時聴いて泣きそうになった曲がこちら。(ライブ映像ではなくMVです)
https://youtu.be/BjI0HIn46l0?si=JOzNyu80RrQ2bVKV

そこから音源聴き始めて、毎日毎日聴いて。
正直「ボーカルすげえ」くらいの感想しか抱いてなかった「白日」の歌詞がその時の自分の心情に完全一致することに気が付いて、「朝目覚めたらどっかの誰かになってやしないかな なれやしないよな」って毎日寝る前につぶやくようになっていた。(ただの危ない人)

この見た目で、このサウンドで、歌詞が歌謡曲な風合いを持っている点に惹かれ色々調べたら、King Gnuの楽曲全てを手掛けている常田氏が「井上陽水さんが書くような歌詞を書きたい」とおっしゃっていてたり、きちんと「J-POP」というものを研究してKing Gnuの楽曲を製作されていることを知って「なんか、ええやん」ってなって。(あ、ちょいちょい関西弁出てきますが生粋の関東民です。関西民の方すみません…)

ベースの新井さんはお師匠さんの家に住み込みしながら勉強し、ジャズ界隈のセッションで腕を磨いてきたような努力家だと知り、4人の中で1番普通っぽい見た目(悪口では断じてない)で穏やかな表情なのに、よく聴いたらめちゃくちゃエゲツないフレーズ弾いてて「なるほど」と唸った。
ドラムの遊くんは派手な見た目とは裏腹に、めっちゃ真面目。めっちゃ謙虚。そして「時間さえあればドラムの研究してる」という話を聞き「この子もなの?ねえ、今の若い子って大半がパリピなんじゃないの?」と頭が幸せな混乱を起こした。

そして極めつけが井口理。
過去の写真漁ると「え?これ本当に井口さんですか?」ってのが山のように出てくる。Srv. Vinci(King Gnuに改名前のバンド名)時代のライブの告知動画はかなりやばいし、Mステ階段降りでの奇行、SNSでジャスティンビーバーにDM送る等、とにかく「あの"白日"の歌声はどこから?」と問いたくなるくらい多面性を持つ人物であることが判明。が、私はそのような人物にとてつもなく惹かれる体質ゆえ、彼の魅力に憑りつかれたことが最後の決め手となり、ズブズブとKing Gnuの沼へとはまっていくこととなった。

後編へつづく…




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