ウクライナとロシアの未来──2022年のあとに|ミハイル・シーシキン/奈倉有里訳
2013年末から2014年の2月にかけて、EU加盟をめぐり「ユーロ・マイダン革命」と呼ばれる大規模な反政府デモ運動がウクライナ国内で起こった。デモ参加者らに夥しい数の犠牲を生んだこの運動ののちに、当時のウクライナ大統領ヴィクトル・ヤヌコヴィチは失脚。しかしその直後、事態はロシアのクリミア半島併合、ウクライナ東部紛争へと動いていく。
以下、シーシキンがアフガニスタンで戦死した幼なじみのことを思い出しながら、人間を嚙み砕く愛国心の恐ろしさについて語った「ウクライナとロシアの未来」