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「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」リアルイベントが楽しかった話
「“わかった”と思ったら、作品との関係性が切れちゃうじゃない?」
鹿児島市立美術館で行われたイベントに参加して、見えない人である白鳥さんが発した言葉にハッとする。一つの作品を、15分以上もかけて、わいわい喋りながら見る。自分と違ういろんな視点を楽しむ体験は、刺激的だったと同時にもやもやが残ったのだけれど、それを見事にすくい上げる言葉だった。「ごちゃごちゃしてるのが人間じゃん」とも言ってて、確かに
「頑張る」ことより「(頑張れるけど)やらねぇ」ことの方が数倍難しいの。若ぇもんを持ったら特に、この感覚は大事だぞー。
伝記のつまらなさの理由
中学の頃に、そろそろ知識としての読書をすべし!と、伝記に「あ」の行から挑戦したことがあった。しかし、アインシュタインから始まり、伊能忠敬あたりで挫折してしまった思い出がある。結局数冊しか読めず、伝記ってなんでこんなにつまらないんだろ、、、、と思ったのだが、よく考えたら日常生活でもそうじゃないか。その人に興味がない状態でその人の武勇伝を聞かされるほど辛いことはない。要は「その人物にどれだけ興味がある
もっとみる私だけの、ひそやかな趣味を持つ
最近知り合ったクールめなお姉さんが、数度目に会った時に趣味を教えてくれた。とあるスポーツをやっているのだけれど、「みんなには言ってないからナイショで…」とこっそり教えてくれる感じにキュン。大会があったらしく、「こんな感じでやってて…」とこれまたこっそり動画を見せてくれる姿にもキュン。「えーー!かっこいいじゃないですか!私なら一発でSNSにあげちゃうー!」とリアクションすると恥ずかしそうに笑っている
もっとみる40手前で気付けたこと
学級委員長やら部長やら、学生時代からリーダー役を任せられることが多かった。そして私はそれを喜んでやっていた。容姿と運動能力に恵まれなかったので、せめて勉強をがんばらねば…求められた役割があるならやらねば…と思っていた節もある。社会に出てからもそれは続いた。早々に指導係になるとか、チーム代表して上と交渉するとか。給料に反映される訳でもないし、今思えば適当な駒として使われた企業もあったっけ。でもできる
もっとみる「ガッツリ叱られた経験」てのはよぉ、「ガッツリ愛を持って向き合ってもらった経験」でもあるわけだ。それで初めて合ってくる仕事のピントっちゅーもんが、必ずある。なんかズレてる若ぇもんがいたら、悪いのはそいつじゃねぇぞ。
「みえない+みえる=∞ みんなで美術作品を鑑賞しよう vol.3」
見える人と見えない人が一緒に美術鑑賞をするイベント「みえない+みえる=∞」に参加。いつもはリアルでやってるらしいのだけれど、コロナのおかげで宮崎から参加できたラッキー。
「空ってどんな色ですか?」
「全体的に黄色ですね。普通じゃない感じで違和感〜」
「かざぐるまは回ってますか?音は鳴ってそう?」
「うーん、100くらいあるからカラカカラカラって割と大きい音かも」
見えない方からの質問に答えた
「家族の形」は自由でいい
バイトから帰って、風が気持ちいいなぁ〜とお昼寝をしていたら、“家族づくり”の活動をしているという女性の訪問をうけた。歳は私とそう変わらない。くりくりお目目の可愛い子どもを連れて「コミュニティが希薄になっている世の中で…」とまっすぐに語る目を見ながら、あぁ、こわいなぁと思う。宣言書とやらを受け取り署名はせずにお帰りいただいたが、改めて読むと「一生貞操を守り、不倫や離婚をしない」など、ムムムな項目がち
もっとみる私の四股名は晴山(はれるやま)
相撲の面白さのひとつが、番付(ばんづけ)。No.1である横綱を頂点として、大関、関脇、小結、前頭、十両…と延々と続く番付は、上がったり下がったりがめちゃくちゃ激しい。年6回行われる場所ごとに、常に順位が入れ替わるのです。上がる理由は「勝ってる」一択だけれど、下がる理由は、怪我や成績不調、不祥事による休場などさまざま。その超シビアな浮き沈みには、ドラマがたくさんあります。本日、横綱に昇進したのが、モ
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