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「運がいいのか悪いのか」Tスクエアの恐怖
皆さんは救急車に乗ったことがあるでしょうか。
私はありません。
救急車なんて一生の内でそうそう縁のある乗り物ではありません。
ところが我が家にはその救急車を乗りこなしている人物がいます。
つい先日、私が占いセッション中のことでした。
「ブーブー」とマナーモードの電話がなります。
知らない電話番号です。
お客さんに断って電話に出ました。
「〇〇さんのお電話でしょうか?」
「はい、そうですが」
「こちら○○消防署の救急隊員の者です!」
「はぃ」
「実は、奥さんが交通事故を起こしまして救急車で○○病院へ搬送しているところです!」
(え、また)
と言うのも、ここ三年間で4回目の交通事故になるからです。
彼女はとびっきりの事故運の持ち主でした(乙女座に冥王星と天王星の合、それに対して火星と土星がそれぞれ90度のTスクエア)
人生で救急車に乗せてもらったのは今回で7回目というつわものです。
とはいえ救急隊員の突然の電話に私も冷静さを失っています。
「意識はありますか?会話は出来ますか?」
「はい、大丈夫です!」
考えてみれば私の携帯番号は彼女から聞いてかけてきているわけです。
動揺する私は矢継ぎ早に質問します。
「事故は加害者ですか?被害者ですか?」
救急隊員さんは保険屋ではないのでその質問には答えられません。
でもここで救急隊員さんは質問に答えるナイスな一言。
「はい、奥さんが自分から中央分離帯に突っ込んだのです!」
「えー!」
想像してみてください。
交差点で見かけるコンクリート製の一ミリも動かない中央分離帯があります。
それ目がけて神風特攻隊のように正面から突っ込んでいったそうです。
前世ではゼロ戦に乗っていたのかも知れません。
命中したのが敵空母なら大戦果なのですが、中央分離帯はびくともせず車のボンネット部分は紙のように潰れて廃車です。
救急車とパトカー4台が駆けつけて大勢の警官が交通整理に当たり周辺は大渋滞です。
「誰か死んだか」と思わせる物々しい光景です。
救急隊員は私に言いました。
「お電話変わりましょうか?」(話せるんかい!)
「お願いします」
救急車の中の彼女は痛々しい声で
「また事故しちゃった・・」と半泣き。
「ちゃんと前を見て運転しようね」と私。
救急隊員にも同じことを言われたそうです。
とびっきりの事故運の持ち主だけどいつも運よくかすり傷・・
運がいいのか悪いのか。
でも今回も助かって良かったね。