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私的音楽録128(ゴーゴーペンギンほか)

現在ジャズの世界では「#UKジャズ」という言葉が世界に流布している。 #ジャズ といえばアメリカが本場だが、近年はイギリス出身のジャズミュージシャンが目立っているためである。そのUKジャズのはしりとも言える存在が #ゴーゴーペンギン だろう。

このアルバムは彼らの #ブルーノート デビュー作、つまりメジャーデビュー作になる。僕が初めて聴いた時、瞬時に新しいジャズが生まれたという感覚を覚えた。ビートやリズム、音質などが従来ジャズとはまるで違う、しかし極めて創造的な音楽だったからだ。

アメリカでも #ロバートグラスパー などによる新たなジャズの萌芽が生まれているが、イギリスでも近いタイミングで革新的なジャズが大きな潮流を生む。聴き終えてそう確信したものだ。

先ほどジャズといえばアメリカと書いたが、その流れで言うとイギリスといえば #ロック である。今更いうまでもないが #ビートルズ #クイーン #オアシス など錚々たるミュージシャンを生んだ土地なのだから当然だ。

だが、今はジャズ、ロック、#ダンスミュージック、#電子音楽 など様々な音楽を糧にしてきたイギリスの若手ミュージシャンが、ジャズを足場にして続々とクリエイティブな音楽活動をしている。ゴーゴーペンギンもそのような文脈から生まれたのは間違いない。

イギリスは島国であり、海からはアメリカ、陸側からは欧州の大陸文化が流入する場所であることも間違いなく関係している。これは日本も同様であり、だからこそ多様な価値観が混ざり合うユニークな文化が生まれる。そう考えれば、ゴーゴーペンギンのような気鋭のジャズミュージシャンの登場は必然だったのかもしれない。

1271.インバル指揮東京都交響楽団:マーラー「交響曲第6番」
1272.エディットピアフ:愛の讃歌、バラ色の人生
1273.ファミアルカイ:思いのままに~ア・ピアチェーレ
1274.ゴーゴーペンギン:MAN MADE OBJECT
1275.フェラクティ:The Best of Fela Kuti
1276.マイルスデイヴィス&ロバートグラスパー:EVERY THING’s BEAUTIFUL
1277.MILES AHEAD ORIGINAL MOTION PICTURE SOUD TRACK
1278.ローランドカーク:EIGHT CLASSIC ALBUMS
1279.パティスミス:Horses
1280.ローランドカーク:THIRD DIMENSION

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