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私的音楽録95(ハーブエリスほか)

941.ハーブエリス:Nothing But The Blues
942.ボブディラン:The Best of BOB DYLAN
943.ローランドハナ:easy to love
944.マイルスデイヴィス:FIRST MILES
945.小沢健二:刹那
946.小沢健二:LIFE
947.キースジャレット:STANDARDS Vol.1
948.ジョージシアリング:THE SHARING SPELL
949.シダーウォルトン:MIDNIGHT WALTZ
950.チコハミルトン with エリックドルフィー:The Original Elington Suite

⚫︎941.ハーブエリスといえばオスカーピータソンのトリオでの活躍が知られるように、基本的にはジャズの巨人らを陰で支える名脇役の印象が強い。だが、このアルバムはスタンゲッツやレイブラウンなどともにブルースを突き詰めた素晴らしいリーダー作である。

ジャズにおけるギターというのはなかなか難しい立場にある。ピアノ、管楽器、またはヴォーカルが前面に出ることが多いためで、ギターで存在感を放つのはウェスモンゴメリーやケニーバレル、ジムホールなど一部に限られる。

ハーブエリスも正直そう目立つわけではないものの、地味に端正にキラリと光る存在といえる。今作でもそうしたエリスのセンスの良さが存分に発揮されている。

録音年 1957年10月11日、12日
録音場所 ハリウッド
演奏者 ハーブ・エリス(g) ロイ・エルドリッジ(tp) スタン・ゲッツ(ts) レイ・ブラウン(b) スタン・リーヴィ(ds)

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