見出し画像

悼む9(渡邉恒雄、2024.12)

#読売新聞 主筆の #渡邉恒雄 さん死去について。いろんな方が書いてるように、#ナベツネ さんの死により一つの時代が終わった感がある。メディア、政治、スポーツも含め。僕は別の新聞だったが、良くも悪くも常に気になる存在だった。

特に政治とメディアの関係について、ナベツネさんの距離感を見てると完全に政治と一体化していて、権力監視という意味でのジャーナリズムとはかけ離れていた。特に #大野伴睦 #中曽根康弘 との関係については、ほとんど政治家と敏腕秘書のようである。

新人で政治部首相番だった時、よく料亭などでナベツネさんが大物政治家と会うところを見たが、とにかく政治家以上の独特の凄みと存在感だった。

僕は一応大学で政治とメディアの関係について研究したので相当思うところがあった。ああ、僕にはこれ以上政治部の仕事はできないなと。

ナベツネさんは世間的には「たかが選手」「監督は読売グループの人事異動」など巨人オーナー時代の尊大な言動が目立ったが、ぶら下がり取材などで接した数少ない機会では人当たりもよく、人間的にはとても面白い人だったと思う。もともと共産党員のため、反戦への思いもかなりあったはず。

#魚住昭 さんの「#渡邉恒雄メディアと権力」はとても面白かった。

いいなと思ったら応援しよう!