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私的音楽アーカイブ41(上原ひろみほか)

401.ホレスシルヴァー:Further Exploration
402.ジョンコルトレーン:SELFLESSNESS
403.スタンゲッツ:WEST COAST JAZZ
404.リーコニッツ:SUBCONSCIOUS LEE
405.エリックドルフィー&ブッカーリトル:MEMORIAL ALBUM
406.フレディハバード:Goin’Up
407.上原ひろみ:SPIRAL
408.ブッカーアーヴィン:THE SONG BOOK
409.ズートシムズ:ZOOT!
410.上原ひろみ:BRAIN

●407.ちょうど20年前、上原ひろみがデビューアルバムを出した時のことは鮮明に覚えている。体が小さく、若い日本人の女性が外国人ミュージシャンをバックに楽しそうに演奏する姿を見て、すごい人が現れたと思ったものだ。僕と生まれ年が同じ(学年はひとつ上)ということも驚きでしかなかった。
以来、上原ひろみが新作を出すたびにワクワクしながら聴いた。本作はデビュー3作目のアルバムだが、すでに当たり前のように全てオリジナル曲で収録していて、風格というかある種の余裕すら感じられた。ほとんど遊びの延長線上のようで、心の底から楽しんでいるのが聴き手にも伝わってくる。
ご本人はもちろん今もバリバリと活動していて、先日は映画「BLUE GIANT」の音楽でも再び注目された。ピアノの技量が高いだけでなく、作曲までさらりとやってのける。自作自演の極致と言える上原ひろみが日本のジャズに与えた影響、インパクトは極めて大きい。

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