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私的音楽アーカイブ98(守安祥太郎ほか)

971.ジュニアマンス:Harlem Lallaby
972.ジュニアマンス:LIVE AT THE TOP
973.マーティペイチ:I get a boot out of you
974.守安祥太郎ほか:幻の“モカンボ・セッション”’54
975.スタジオジブリの歌
976.サイモン&ガーファンクル:Simon & Garfunkel
977.ヤードバーズ:THE BEST OF THE YARDBIRDS
978.ビートルズ:Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band
979.ビートルズ:ABBEY ROAD
980.ザ・バンド:MUSIC FROM BIG PINK

⚫︎974.僕が今までの人生の中で最も衝撃、影響を受けたアルバムの一つである。1954年のライブセッションを20年以上経った後にリリースした作品だが、日本ジャズの創生期ともいえるような貴重な内容。若くして亡くなった守安のピアノが聴ける唯一と言っていい作品で、彼のピアノがのちの日本ジャズ界に大変大きな影響を与えたことがよくわかる超絶な演奏である。

ピアノは主に守安たが、当時米軍として駐在していたハンプトンホーズがセッションに参加している点も大変貴重。いまやジャズの大巨人である秋吉敏子は名前がクレジットされてるものの、この時はほとんどスタッフのような形で関わっていた。それもある意味すごい。

この録音を世に残した最大の功労者の1人が、録音エンジニアの岩味潔さん。僕は岩味さんにモカンボセッションのお話を直接聞いたことがあるが、当時の熱気が伝わるような臨場感のあるお話だった。いい音楽を生むのはやはり人間そのものなのだ。

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