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第20回びぶりば〜なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?〜

2月の読書会びぶりば@飴喫茶庵、開催しました。
岩手県内でも新型コロナ感染者が増加傾向の中、感染対策を行いながら少人数での現地+オンライン開催を行いました!
(開催情報や参加申し込みは主にLINEグループで行っています!*ポスターについているQRコード読み取りでグループに参加できます)
今月の課題本は「なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?(西 剛志, 2019)」でした。びぶりばとしては初めて、主催者の選書ではなく参加者の方から気になった本をお勧めしていただく形を取りましたが、主催者側としても新鮮で楽しむことができました。

今回の本は、脳科学を主軸に、対人コミュニケーションをする際に知っていると「ちょっと気持ちを軽くしてくれそうなコツ」を教えてくれる本です。
参加者それぞれが印象に残ったことを話し合い、それぞれが違ったテーマをあげているのもまた興味深かったです。以下、話の一部を抜粋して載せさせていただきます。

・座礁船の例え話。アメリカ人は「ヒーローになれますよ」、日本人は「みんな飛び込んでますよ」というと飛び込むかも。笑えない笑い話。
・母親の子供に対する捉え方。子供を自分と同一視しがちな人もいれば、「子どもも他者」と捉えて接するのが当たり前な人もある。自分は母親のことを「他者」と考えているので、同一視することがあるんだというのがびっくりした。
・子供が成長してきて、親である自分が「関東に行っている人は」「東北の人は」「若者は」とか大きな主語でまとめようとするのに敏感になっている。自分自身が、バイアスに囚われずに、いろいろな人の話を聴いていきたいと思って読書会に参加した。
・人によって、視覚、体感覚、聴覚などの優先度の高い感覚が違う。夫婦同士のお互いの理解が深まった。
・脳科学とかで話をすると、納得する分、自分がやれない言い訳にしてしまうこともある。
言い訳に使うのではなく、自分が相手を許す時・受け入れる時に使う方がいいのかなと思った。

同じ本を読んでいても印象に残る部分が違う、それだけで「自分と他者のみている世界は同じではない」ということを知る機会になっています。
今回オンラインで初参加してくださった方は、読書会もですが、岩泉の雑穀料理に関心を持ってくださっていました。
実際、初めは読書会よりも岩泉の雑穀スイーツ・お料理を食べるのを楽しみに参加してくださっている方が多いので、本は読んでないけど参加してみたいという方も歓迎です笑
また、飴喫茶庵さんでは、完全予約での雑穀ランチ提供、スペース貸し出しもされています。お店のFBページをぜひ見てみてくださいね!

来月は、2022年3月26日(土)に開催予定です!
課題本は翻訳小説部門で本屋大賞にもなった「ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ, 2020)」
オンラインでのラジオ参加も可能ですので、お気軽にどうぞ!
*オンラインは無料、現地参加1000円です(飲み物、雑穀スイーツ付き)
*高校生以下は無料で現地参加可能。課題本の貸し出しもあります。
*来月より、現地参加は先着8名様までとさせていただきます!
*開催情報や参加申し込みは主にLINEグループで行っています!(ポスターについているQRコード読み取りでグループに参加できます)

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福島県いわき市のフリーペーパー、igokuにびぶりば読書会を取り上げていただきました!みなさん、真剣に見てくださってました。



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