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図書館はまちづくりの道具か

公共図書館の運営基準を見直しへ…学校図書館との連携強化へ、地域の書店と共存 : 読売新聞 (読売新聞オンライン 2024年12月10日(火)より)

新聞記事「文部科学省は、公共図書館の運営基準を見直す方針を固めた。近く有識者会議で議論を始め、2026年度にも新たな基準を適用する。学校図書館との連携を強化するほか、地域の書店と共存する仕組みを検討し、文字・活字文化の振興につなげる狙いだ。図書館法に基づく運営基準は12年に全面改正された。本や新聞などの資料収集、貸し出しといったサービスや職員配置などを「望ましい基準」として定めている。文科省によると、公共図書館は21年度に3394館。年々増えているが、1館当たりの予算は伸びていない。非常勤など不安定な雇用形態で働く司書の割合は21年度に約7割を占め、読書の推進活動に影響するとの指摘がある。また読書を巡っては、1か月に1冊も本を読まない「不読率」の改善も課題となってきた。政府は子どもの読書推進に力を入れるが、23年度は小学生7・0%、中学生13・1%で、政府目標の2%以下、8%以下とは隔たりがある。このため有識者会議では、公共図書館と学校図書館が直面する課題を一体的に議論し、読書環境の充実に図書館が果たす役割や必要な体制を検討する。公共図書館と学校図書館の交流を活発化させ、子どもの読書機会を増やす方策を提示する。 19年の「読書バリアフリー法」施行を踏まえ、障害のある人や高齢者が利用しやすい図書館のあり方も示す。図書館と書店の連携も検討課題とする。23年度の全国の書店数は1万918店で、20年でほぼ半減した。書店が一つもない「無書店自治体」は全市区町村の4分の1に上る。図書館が地域の書店から本を優先的に仕入れる仕組みなども探る。」

【この記事を読んで】
有識者会議のこのポイントの一番上をみると、いわゆる「まちづくり」に図書館を使うようにという前提が言外にあるのかしら。図書館は、都市計画とか、〇〇活性化とかではなくて、図書館は建物がどうであれ社会教育だった(今でもそう)はずです。また、子どもが本を読まないとありますが、大人は読んでいるのでしょうか。電車や時にはバスの中でゲームにものすごく集中している若者・大人をけっこう見ます。こういう方々が同じように集中して本を読むのであればいいなと思います。さらに、高齢になると、目とか、根気とか身体的に色々変化が生じてきて、なかなか本を読めないというのを聞いたことがありますが、そちらへはどうしたらいいのかなと思います。今後は高齢した人間が構成する社会になっていくのはわかっているので、それに対応したすぐ近くの未来への具体的対応方法をしめしてほしいです。

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