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2023年は「つくる」を開放する

アナログでもデジタルでも何かをつくるのが好き。つくったものをネットにアップしていると、たまにウケのよいものが出てくる。

10年前につくった簡単な実写合成。MODOというCGソフト向けの実写合成プラグインがあり、そこにレゴっぽいCGを置いただけなんだけど、プラグインのメーカーがエゴサしてくれて当時そちらのウェブサイトに掲載していただきました。駐車場にキャラクターを置いたのがおもしろかったみたい。

次にヒットしたのがダンボールアート。トモヲさんが配布していた設計図でアイアンマンのマスクをつくったのが最初で、その手法を真似て色々とつくり始め、ついにはフリーランスになる後押しにもなりました。かなり前につくったものだけど、いまだに外国人支持率ぶっちぎりナンバーワンがガスマスクで、Behanceでは評価され続けています。

ダンボールアーティストとして独立してからも色々とお仕事をいただき、公開していた作品がきっかけで、きゃりーぱみゅぱみゅさんのPV用の衣装を作らせていただいたことも。

通常は割り箸などでつくられる精霊馬(一部地域でお盆のお供え物になっている)の脚を3Dプリンタでつくったロボット風のものに変えてみたのもツイッターでまあまあ、うけました。

これら創作の中心にあるのがCGソフト。実写合成、ダンボールアート、3Dプリント、すべてにCGソフトを使っています。しかし長年CGソフトに親しみながらもポートフォリオとしてきちんと見せられるような作品がほとんどありません。昨年はそれを作ろうと思いつつできず。

理由は色々とあるのだけど、まあ一番大きいのは考えすぎて手が動かないことかなと。考えている間に仕事が忙しくなってしまったり。CGはフォトリアルからアニメ調まで様々な表現ができ、自分の興味関心の方向も色々なので、何をつくるのか中々まとまりません。

でもフリーランスになるときも「迷わず行けよ、行けばわかるさ」の精神だったわけで、改めてその初心に立ち戻るだけかな。昨年はVFXボールというものをつくったんですが、これはつくりたい気持ちに従った結果なのでよかったです。

今年は元旦からCGをツイートし始めました。

うまくなりたいなら毎日つくれと言う人もいれば、中途半端なものを量産するなら時間をかけてきちんとつくれと言う人もいます。前者は道具への慣れからつくるのが早くなるし、後者は高品質につくる方法が学べるので、どちらにも意味はあると思います。

自分としては習慣づけのために毎日CGソフトに触れることだけは外さないようにして、作品は無理に毎日出さなくてもよいかなという感じです。ただ、だらだら触っていても意味がないので、メリハリを付けるために毎日公開というのも可能な限り続けてみます。

今年はCG以外にもDIYでスタジオをつくる予定。ずっと空いたまま活用できていないガレージがあって、そこに手を加えます。過去最大のものづくり。災害時の避難先とか、物置にもなるし、可能な限りオフグリッドにするために色々と試してみたりもしたい。

ということで、2023年は思うがままにつくっていこうと思います。いままでどおり、あとから結果がついてくることを信じて。


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いわい ともひさ
最後までお読みいただきありがとうございます! TwitterではCG方面のつぶやきが多めです。 https://twitter.com/Iwai ダンボールアートの主な作品はこちらでご覧いただけます〜 https://iwaimotors.com