鎖国へ向かう・中国

 2021年頃から政府系職員の海外渡航(旅行)規制が厳しくなっているという。
「反スパイ法」が施行され、スパイ行為の摘発対象が拡大、その背景になる外国人との接触を遮断する方法として、海外旅行の制限を強化しているという訳だ。公務員は700万人、国有企業の職員は7000万人がいるらしい。その職員に対して、家族、外国籍の親族、海外在住経験者は居るかという質問書が送られてきているようだ。外国からの情報が入るであろう可能性を見張る、監視する目的だろう。習近平主席の狙いは、文化、価値基準の違いが、共産党に対する反発認識を発生させる気配を押さえ込むことにある、米中対立の渦中に独裁色を強め求心力を高めたいということだろう。

西側諸国との貿易を絶つことは出来ない以上、国民への弾圧は反って求心力を削ぐ、懐疑的なものへと向かわせる。徹底的な弾圧で押さえ込めば、歴史に逆行する結果を招き、又も路線変更へとなる、教訓を忘れるほどの過去の話ではない筈だが・・


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