ますます信頼を欠く大手メディア
共同通信は「生稲氏の靖国参拝報道は誤り」、見間違えだったと、「深くおわび」すると表明している。2022年8月15日の終戦の日の靖国神社参拝に関する記事を今回再度紹介する記事を配信するに当たって検証した結果、「見間違え」だったと判ったようだ。
24日、世界文化遺産「佐渡島の金山」の労働者追悼式に生稲外務政務官が出席。韓国政府関係者が参加を見送ったことに関連して複数のメディアは、生稲氏の靖国参拝を断定的に報じた(現在、削除されているところもある)。問題は韓国政府の不参加は、生稲議員の参拝を嫌い不参加を決めているとの観測だ。
当時から本人は、「参拝していない」と断言していた訳だが、今日まで参拝したことになっていた訳だ。タレント新人議員の話題性で済んでいたが、今回は政府の要職として話題を集めているだけに外交的にその責任を追及された容になった。本来ならば、22年の話題になった時に本人が名誉の為にも事の白黒を明白にしておくべき事柄だ。政治家の自覚がない本人、それでも良しとする国民の民度が問われても不思議ではないが、裏取りをやらず記事にした共同通信自体も、面白半分で配信するのも民度的に大差ないと誹りを受けても仕方ない。
特に、「共同通信」は業界においても特異な立ち位置にある。今回の再検証はせめてもの自覚と受け止めたい。