ズワイガニ、温暖化による餓死
21日 、米海洋大気局は米アラスカ州沖のベーリング海に生息する数十億匹のズワイガニが2022年に一斉に姿を消した理由を、海水の異常温暖化の影響で餓死したとの結果を発表している。つまり、海水温上昇には耐えたが、餌自体の生態系が崩壊して餓死に至ったと結論づけているのだ。何とも悲しい物語だ。さらに漁業関係者の失業が続き、生活が成り立たなくなる事態に追い込まれている。
日本においても、歴史的な不漁が続いていたサンマにも、今年は異変、異常豊漁になっている。このご時世に東北、札幌のスーパーで一匹80円、記念セールで18円のところも出て庶民は大喜びだが、この現象の具体的理由はまだ分かっていない。海水温の異常は、海洋生態系への崩壊になり、ひいては地球上の人類の死滅に繋がる。一喜一憂している場合ではない状況にある。