安倍元首相は保守に非ず
私は、安倍氏は典型的な「内弁慶、外鼠」であると指摘してきた。上久保氏はマグ2に「土下座外交を終わらせた・の大ウソ」のタイトル記事を書いている。具体的な指摘は、韓国については、外国の政治家、メディアへの説得を怠ってきた。『保守派は海外の批判から目を背けて逃げ回ってきたとさえ言えるのだ』。中国には、戦後賠償の「見返り」に対中ODAを2022年3月まで続け、「無償資金協力」は約1,576億円、「技術協力」約1,858億円、総額は約3兆6,600億円を拠出してきた。これには裏がある。2018年10月に安倍氏が訪中した時、中国が世界2位の経済大国になったこと境にODAの中止を表明したのは良いが、中国の一帯一路政策への援助を習近平に約束した。つまり、資金援助の継続である。中国は発展途上国から感謝され、日本には何の恩恵もなかった。ロシアには、プーチンとの交流を散々アピールする為に、極東開発への日本の協力金は3,000億円以上を投資した。
エネルギー分野、医療その他においても3,000億円規模の投資を行ってきた。結果は北方領土は明確に法律化でロシアの領土になった。ウクライナ侵攻に対して、日本の立ち位置に逆切れにしての非友好国指定になった。安倍氏はロシアの要望を全て受け入れての日露外交でしかなかったことを結論付けることになっている。援助、協力金は全て無償ということになった。このような状況を招いてきた自民党安倍外交は「土下座外交」そのものであると久保氏は糾弾しているのだ。これまでも識者はそれなりにこのような問題を指摘してきたが、際立って、「内弁慶・土下座外交」と糾弾することが弱かった。これからも検証を基に「保守に非ず」を主張しなければならない。
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