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エルドアン大統領は前政権の二の舞を踏む?

 1999年の大地震当時の政府の対応を批判して大統領になった。20年以上の政権を掌握して中央集権体制を確立した。ところが、この体制が禍いして、長年経験のある教護看護師は、最悪の対応にショックを感じていると証言している。『地震が発生した6日には被災地に駆けつける用意ができていたが、AFADの指示を待つ必要があったため、到着したのは40時間後だったと話した』。

ロイターの記者も、2日間、救援隊は来なかったと言っている。住民の発言も、『水、食糧、医薬品、遺体収納袋、クレーンが足りず、真冬に人々が自衛を迫られる事態になった』と。大統領は、政府の初期対応への批判をかわす為に、違法建築による倒壊被害が甚大だったことをアピールして、迅速に建築業者の逮捕に踏み切っている。
今年の大統領選はそれでなくても接戦が伝えられている。権力に溺れる成れの果てを演じることになるかも知れない。


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