小池都知事は追悼文を送らず

 私は追悼文を送らないと確信していた。右翼その他団体等の要望で就任の翌年から禁止している行事を行う筈はない。自分史すら書き換える御仁だ、101年前の事などどちらでもよいのだ。前回も指摘したが、都民にとっても関心がないのだ、自分の痛みは忘れないが、他人の痛みなど感じようがないとの思いでいるのが日常だ。増して、都慰霊協会の大法要へ、『大震災の極度の混乱の中の事情で犠牲になられたすべての方々に哀悼を意を表す』とする都知事の姿勢に何ら違和感を持たないだろう。
震災での死亡と人災(殺人)での死亡を一緒くたにすることの、臭いものには蓋方式で自然に歳月と共に無かったことにする、都民はその方が楽な解釈であり忘れやすいと思っている、それに尽きる。

デマによる暴動が世界各地で起きている。先日もイギリス各地で移民排斥暴動がデマで起ったと報告されている。モスクや亡命希望者が宿泊するホテルを襲撃、店舗への放火や略奪があり、779人が逮捕され349人が起訴されたとある。死者の報告は無いのが幸いだが・・。
これは対岸の火事ではない、今後、日本でも起っても不思議ではない事件である。従って、デマで起る悲惨な事件を再び繰り返さない為にも、「朝鮮人犠牲者の追悼式典」は執り行われることが必要だ。それと義務教育での必須歴史認識とする努力が必要だ。広島市教育委員会の「はだしのゲン」削除などあってはならないことだ。


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