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2類から5類へ・何が起こる

 「8割おじさん」ですっかり有名人になった西浦博教授が全面緩和でどんな影響がでるか予測している。既に発生している現実的なものなので予測に説得力を感じた。昨年12月29日、東京消防庁の救急車が分離帯に衝突、居眠りで3人が負傷した事故があった。約17時間、休憩も挟まず出動し続け、出動件数は7件、「搬送までに1件あたり平均で約2時間以上かかっていた」と報じられている。
コロナの影響で病床が逼迫していたという、ここ3年間の慢性的問題だ。実は、この救急車の搬送困難事例が、緩和に踏み切ったイギリス(エンデミック化・感染症の常在化した国)を例に予測しているのだ。英の搬送目標は18分、現在は1時間以上要しているらしい。超過死亡が世界と比較して少なかった日本において、起こりやすい状況下になると指摘している。ワクチン、マスクの限界も誰もが知るところとなった。従って、西浦氏が問題視するエンデミック化した状況で、救えるはずの命を確実なものにする対策が必要ということだろう。

中国は「完全ノーガード政策」で一月でそのピークを達成して日常へと向かっている。日本はこれはできない、日本流「対策しつつ緩和」ということになる。「対策しつつ緩和」は、国民個々人がこの感染症とどう共存するかが問われている状況だ。今一度、原点に戻って、季節性インフルに罹った時、そして罹らない対策を自分流にどうしたかを思い出し、2類からの決別を試してみてはどうか・・


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