汚職疑惑相変わらず・ウクライナ
先週、舛添要一がロシア・ウクライナ戦争を「政治腐敗大国のうそつき合戦」と断じていたが、戦時下においても伝統は払拭しきれず普通に横行していることが報道されている。私は2014年を境に政治腐敗大国からの脱却に真剣みがみられると言及したが、道のりは遠いということだろう。但し、戦時下として、ゼレンスキー氏の政権の取り組みとしては軌道修正が出来ている。今回、報道されている「新兵募集の事務所統括する全当局者を解任」さらに、責任を問われるとある。
残念なことだが、『戦時における皮肉な行動や収賄行為がなぜ国家への反逆に該当するのかをしっかり認識していなくてはならない』などと今更、関係者に反省を促す国民倫理観の乏しさには閉口する。国の独立とは、自国の秩序回復にある。私利私欲を満たす為に独立を勝ち取るものではない。国家に求められるのは、このような反逆に値する行為に対して、毅然と対処、罰則を科せられるかということだ。
その意味において、日本は戦時下ではないが、秩序に関してはウクライナより少しマシだということに尽きる。従って、この件で、汚職大国同士、どっちもどっちだということにはならない。