日産・初開催勝利逃す
3月30日、 FIAフォーミュラE世界選手権第5戦「東京E-Prix」決勝、予選トップの日産ローランドは0.7秒差で2位に終わり開催初優勝を逃した。フォーミュラEの東京開催は公道レースの話題も然ることながら、人間の今後の環境への関りを示唆する意味で有意義なモータースポーツ開催となった。
近年、良いニュースがない日産だが電気自動車への取り組みが今回で大いにアピール出来て久々の明るいニュースになったことは喜ばしいことだ。残念なのが、後半残り周僅かでマセラティのギュンター選手に抜かれ2位になったことだ。ふと脳裏に浮かんだのが、キッコーマンの堀切会長の『数字じゃ味はできねえんだ』という言葉だ。つまり、どこで勝負に出るかという判断基準、ローランド選手は、エネルギー残量数値をそのまま判断した為に、勝負に出たギュンター選手にあっさり抜かれてしまったような気がしてならない。
モータースポーツはショーの一面もある。何を見せるか、何を勝ち取るかは各チーム、選手の思惑はそれぞれだと思う。解説者で出ていた佐藤琢磨氏が2012、最終ラップの1コーナーで果敢にダリオ・フランケッティのインを攻めた結果、ベテランダリオにしめられてコースアウトした、しかし、観客の声援は佐藤選手に集まった。
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