シンワル氏の正体

 休戦案が頓挫している主な原因は、ガダ地区のハマストップのシンワル氏にあることは多くの関係者の指摘で明らかになっている。この記事は、シンワル氏がイスラエルに拘束されていた時の歯科医師ユバル・ビトン氏の証言だ。『シンワル氏は獄中で20年以上もの間、敵を研究し、ヘブライ語も学んだ・自分の統治の存続を確保するためなら、10万人のパレスチナ人を犠牲にすることもいとわない』と。
ビトン氏は、『我々の態度は傲慢だった。我々はハマスを無視した。ハマスはやろうとしていることをすべて発言したにもかかわらず、我々は耳を傾けようとしなかった』と述べている。

現時点でイスラエルとパレスチナの主張は相変わらず真っ向から対立している。イスラエルはパレスチナでの存在を強調し過ぎている。パレスチナ人の権利は保護されなければならない。過去100年を遡っても大戦を挟んだ複雑な大国の思惑が交差して、その方向性は具体性を持っていない。常にどちらかが反発を繰り返してきた。アジア人である日本人には、恐らくその内容は理解する努力はあったものの理解出来ないというのが現実だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?