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拉致問題解決・飯島勲氏

 30日、三条市でのフォーラムにおいて、『岸田首相に「やれ」と言われたら、融和の精神で何とかしたい』と抱負を述べたという。それと、当時、笹川陽平会長は金正日国防委員長といつでも話ができる関係にあったので、初訪朝の時は『(私から)笹川氏に「力を貸してくれ」と頼んだ』と話したという。気になるのは、飯島氏のこの笹川陽平会長の話だ。9月のNHKの番組においても、「段取りが付いたから直ぐに行けと、電話があった」と話している。私は、田中均氏の7人の侍話しか知らず、信憑性をもって理解してきた。ところが、最近、飯島氏から笹川陽平会長話が出てきたので困惑している。

飯島氏ともあろう方がデマを吹聴するとは考えられない。もう一つ、岸田首相から「やれ」との話で意欲を見せたということであるが、3回目の訪朝を残念しなければならなかった利用を一番よく知っている筈の氏が、そう簡単に抱負を述べるかという疑問だ。既にこの問題は、20年が経過している。訪朝が可能な環境が少しでもあれば何らかの実現は出来たであろうし、その後の結果が出せた筈だ。自民党の1丁目1番地の政策だ。全くのぜっち上げで今日まで続けてきた訳でもないだろう。前回も書いたが、「日米同盟」がある以上、北朝鮮とは正面から取り組めない状況になってしまっている。


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