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飯豊山

1997(平成9年)9月30日
ガスが出て小雪まじり。手が痺れるほど寒い。景色は何もなし。
湯ノ平♨️~北俣岳の長~い尾根を歩いた。地図をまともに見れない未経験な時期だ。ガスの中にふと小屋がある。これが梅花皮小屋だと気がつかずに入ったのだから論外である。2、3人先客がいて、中は煙が充満、目も開けられない、そんな時代だった。

2000年(平成12)7月23日
駅前にノスタルジアという喫茶店があり、そのマスター(熊木)が石転雪渓のことをさかんに話していた。
早速実行した。
ガスの中に人の影がぼんやり浮かぶような天候。何ヵ所かの出合を間違わなかったのは運が良かっただけ。
落石もなく無事だった。
いい経験をした山に興味をもたせてくれたマスターに感謝。
マスターはその翌年、病気で死に、店も無くなった。懐かしい店だった。

2004年(平成16)8月11~13
切合小屋に2泊して飯豊本山~大日岳と頑張った。御西岳に向かう路の花畑は美しかった。この時期なのに、ほとんど人に会わなかったのは不思議だ。静かなひとり旅だった。
2005年(平成17)8月
足の松登山口から大石山を登った。ここから鉾立峰を経由して朳差岳まで向かうつもりだったが、不整脈が出るほど疲れきったので大石山まで。ここで昼寝をしすぎて登山口のバスに間に合わず1時間、虫に刺されて、スコールと雷の下、林道歩きをする破目になった。

2009年(平成21)9月
ワンゲルのグループ登山(8名)
これまでの飯豊は撤退を含め6回、すべて単独行で山を満喫してきた。
始めての縦走だ。
弥平四郎→三国→本山→御西→烏帽子→梅花皮→北俣→門内→地神→大石→足の松登山口→奥胎内ヒュッテ
(切合と門内の泊まり)
最終日は悪天候で吹き倒されたり、つまづいて滑落寸前になったり、足は限界、何回ころんだことか。れいんうえあのズボンは裂けてボロボロになった。いい思い出だ。




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