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数学の成績を上げる方法(前編)

こんにちは。今回は、高校1、2年生の学校の数学の成績を上げる方法についてお話しします。

ところで、学校の授業にはついていけていますか?

「教育753問題」というものがあります。高校生の7割、中学生の5割、小学生の3割が学校の授業についていけていない、という問題です。

現代は、映像授業がすぐ手に入り、わからないところは検索すればすぐに調べられるとっても便利な時代。なのにこのような問題が起こるのはなぜなのでしょうか?

高校生は何かと忙しい。部活、学校行事、そして遊びだって大切な予定。
その生活と勉強を両立するんですから、できるだけ効率よく、かつ楽しくやりたいものです。

学校の授業についていけなくなったとき、塾や予備校に駆け込んで定期テスト対策をしてもらう。そのときはわかるようになるが、コンスタントに定期テストで点数が取れない。前にやったことを覚えていない。
ほんとにストレスが溜まって、やってもやっても点数にならないから、勉強自体が嫌いになってしまう。共感する人も多いでしょう。

実は、上記のような悩みを抱えている人は、本来の2倍の時間、勉強に時間を使っています。
「学校の授業を受ける」+「塾や予備校に駆け込んで学ぶ」です。
「学校の授業を受ける」という、本来大切な時間が無駄になっています。
もしも、学校の授業で、「黒板を写すだけで、理解はできていない」のであれば、まさにそれです。

成績の良い人は、学校の授業を理解し、先生の出す課題を早めにやりこなし、定期テスト前には演習を重ねて定着・確認作業をする。本当に無駄のない流れができていると思います。

「それができれば苦労しないよ!」と聞こえてきそうなので、それを実現する方法をお教えします。

「そうだ!予習をしよう!!」

それ、普通のことなんですけど。と言わずに、一度試していただきたいのです。決してハードルは高くありません。

ほんの少し(10分程度)、学校の授業の前にINPUTを済ませておけば、学校の授業を聞いたときに、「お、それわかる!」(喜び)とか、他の子たちがわからなそうなのを横目に「自分はわかるぞ!」(優越感)とか、予習でわからなかったところを事前にチェックしておいて、そこを集中して聞こうという姿勢になったりとか、
必ず良い変化が起こります。

一番のメリットは、学校の授業がわかるから、学校で配られたプリントとか、学校配布の問題集なども、早めに進められる。気が付けば、上述の「成績の良い人」と同じ学習サイクルになっている!
そう。「学習サイクルの革命」こそが、成績を上げる最も大きなポイントなのです。

予習のメリットについて、実際に予習をする学習サイクルに変えてみた生徒たちにアンケートをとりました。
その結果です↓
●授業でわからないところを先生にすぐ聞ける
→復習で出てきてもすぐ聞けない
→予習時点で疑問点を挙げておけるから効率よく学習できる
●授業でも演習できるから、問題に触れる機会が増える
●授業で問題出されたときに、他のみんなが時間がかかるところを、
自分は早いので、その間にたくさん解ける。
●予習の時点で分かるところとそうでないところがはっきりする
→授業でしっかり解説を聞くべきところがわかる
→あらかじめ解答を作成しておくことで、自分の解法があっているのか確認する余裕が生まれる
●予習したことと、違う見方で学校の先生の説明があると、色々気づける。
●友達に教えることができるので、自分の理解が深まる。
●友達にドヤれる。        
などなど。

今さらですが、予習は、こんな人におすすめです。
→授業を受けても理解できない
→授業が早くてついていけない
→テスト前にバタバタ勉強を始める
→数学の成績を上げたい

こちらは、私の提供している高校数学すべての内容を収録した動画(全386本)が入ったYoutubeチャンネルです。(Youtubeなので、もちろん無料)
50分ぶんの授業を10分前後で視聴できるよう、工夫してあります。
講義動画のリストは

http://blog.enpuri.jp/2022/01/22/%e8%ac%9b%e7%be%a9%e5%8b%95%e7%94%bb%e4%b8%80%e8%a6%a7%e3%80%80pdf/

に貼っておきましたので、ご自由にご覧になり、ダウンロードしてみてください。

授業前に、今日学校でやるところの動画を一本だけ見る。
それだけ試しにやってみてください。
もちろん、「教科書をしっかり読み込む」とか、「別の先生の動画を見る」でも全然かまいません。自分が事前にやるのが現実的だと思う方法を選んでみてください。

最後に確認したいことがあります。
「学校の授業は、最も大切です。」
ここを充実させることで、学習の悩みを解決する、
という提案をさせていただきました。

実践した人は、後編を是非ご覧ください^^


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