アイデアソンをやってみたら、そこには「●●」しかなかった、の巻(前半)
こんにちは、いわあゆ(@iwa_ayu)です。
豚汁エバンジェリストを名乗りTONJIRU STANDという屋号を掲げて世界に向けて発信しています。本noteはその世界進出に向けプロジェクトメンバーとともに歩む変遷レポートとなります。
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こちらのnoteのとおり、複数のコミュニティとコラボさせていただき、「アイデアソン」をやってみました。
謝礼は、「豚汁」。
なんと当日は、Nサロンメンバーのご厚意により、会場を貸していただけたり、ずうずうしく材料費のカンパまでお願いしたにもかかわらず、当日は欠席がほとんどなく、大勢の方々に集まっていただきました…。
本noteの前半は「議論メシ×Nサロン」についてです。
ビジネス感度やディスカッションに対する熱量が高い方々が集まることを想定し、事前にどういうテーマでどうワークを進めるかを検討。
また同時に、アイデアソンで我々が目指したいゴールも設計しました。
事業計画のヒントを得るというのはもちろんありますが、
・仲間になってくれる人をみつける
・TONJIRUSTANDを自分ごと化できるファンを増やす
これを達成したいね、という目的もセットで実行することにしました。
「アイディアソンのお題」
もともとは、「世界一ホッとするとはなにか?」という抽象的な問いをテーマにしようとしていましたが、もう後がないTONJIRUSTANDの状況を考慮し、もっと現実的なテーマでアウトプットをお願いすることにしました。
「もしあなたがTONJIRUSTANDの事業責任者だったら、何をするか(今すぐやるべきことは何か)」というお題です。
さて、アイスブレイクの時点で、豚汁のポテンシャルを発揮します。
「あなたの好きな豚汁の具は?」に対し、なかなか終わらない会話。
各々、豚汁に対してこだわりや嗜好性があること、豚汁が場を和ませる力を秘めていることを感じます。
つぎに、これまでの経緯やなぜ豚汁なのか、という背景、いま困っていることを共有したのち、ワークを開始。
冒頭で参加者からは「あなた達のリソース(可能なコスト・時間・労力)を教えてほしい」という質問が上がりました。
ほかの参加者からも共感の声が上がるも、今明言できる回答を持っていなかった私たちは、一旦、リソースに縛られずあるべき姿を描いてほしいとお願いし、無理やり考えていただくことになりました。
(ここで、各メンバーのコミットメントを把握していない(宣言し合っていない)ことが致命的であることを痛感します)
最初に個人ワーク、ついで豚汁を食べ、グループディスカッションに進むという予定でしたが、時間の都合もあり、個人ワークを飛ばし、食べながらディスカッションしてもらう、ということで、試食を配布。
複数のグループに分かれて、ディスカッションを開始しました。
TONJIRUSTANDのメンバーは各テーブルに1人ずつ参加し、議論には参加せず適宜質問に答えるなど、サポート役として関わりました。
すぐに見えた「トンスタの弱点」
私のテーブルでは、改めて、「リソース」という制約について、提示しないことは、アウトプットの質も下がる、という指摘を受けました。
自分たちはどこまで「かね・ひと・じかん」が割けるのか。
より現実的なアウトプットを出すために、「トンスタのために1日にどのくらい稼働できるのか」が分からないと、それは机上の空論のようなアイディアとか出てきても仕方ないよ、と。
いま現状どのくらいコストをかけていて、どのくらいまでなら自己資金の負担が出せそうかなど、自分なりの想いを伝え、その上で色んなアイディアを出していただきました。
皆さんの豊かな経験やバックグラウンド、スキルが全開の色々なアイディアがどんどん出てきました。
時間はあっという間に過ぎ、ディスカッションがまだまだし足りない、、そんな余韻を残しながら、各テーブルの発表に。
共通の答えは「覚悟を決めよ」
実現可能性がすぐにイメージできるようなものも、想定外のものも含め、色んな角度のアイディアが各チームから発表されました。
そのどのチームからも読み解けたのは
「君たちに覚悟はあるのか(腹をくくれるか)」
「覚悟がないから、自分たちがやるべきことも定まらない」
「本気でコミットしてないから、情報が集まってこない」
「事業としてやりたい意思が見えず、楽しい部活の集まりに見える」
「リスクを負えないから中途半端」
こんなコメントが、どのチームからも上がってきました。
まず私たちがやるべきことは、事業計画云々の前に、「どういう想いでこの事業に関わり、覚悟を決めてどこまでやり切れるのか」といったそもそもの点でした。
逆に、それさえしっかり定まれば、いかようにでもビジネスは作れる、という力強いメッセージもいただきました。
「大の大人が、仕事終わりにわざわざ貴重な時間を割いて真剣に豚汁のビジネスに向き合う。」
これだけで涙が出そうな私でしたが、TONJIRUSTANDの我々に対して、誰一人批判的な人はおらず、TONJIRUSTANDの底知れないポテンシャルを感じた時間でもありました。
可能性が無限大にあることのすばらしさ、応援してくれる人たちがいることのありがたみ、トンスタのチームとしての底知れない魅力を実感した夜でもありました。
メンバーに向けて想いを投げる
本イベントはギリギリまで準備がバタバタで、文化祭の前夜みたいな状態でした。このイベントによって、チームメンバーの結束が強まったような気もしています。
なにより、わたしはこのイベントを追えて、トンスタ史上最高の達成感に満ち溢れていました。
そして、まずやらねばならないこととして、チームのSlackにアツすぎるメッセージを爆投しました。
チームの明るい未来のためには、何よりも、まずは、
「各人が自分の覚悟を決める&自分と仲間に約束する」ことだと思いました。
大前提として個々人の能力・体力・気力には当然差があるのだから、その当たり前を他人と比較して、自分は何もできないとか思わないこと。
自分はどこまでならやれるのか(=やりたいのか)を約束すること、これが大事だし、自分で決めたことは自分で責任を持ち、他人のせいにしないこと。約束をする=約束が守れない時に、それを補填するために周りに影響が起きる(誰かがそれをカバーする)ことを自覚する。
ただし、できなくても責めない!失敗したりうまくいかなくても、そのあと何かで挽回する!
周りも、その人の精一杯を尊重すること。
相互理解とリスペクト、これに尽きるなと思います。
参加者からの温かいエール
事後アンケートからも、温かいメッセージとエールをたくさんいただくことが出来ました。個別にメッセージをくださった方もいらっしゃいます。
みんな「頑張れ!応援しているよ、まだまだやれるよ!」
弱小の私たちに対して、誰もが応援してくれていることに、わたしはきちんと応える、という約束と、感謝を還元しなければという使命感が芽生えました。
▼一部抜粋
イベント後のSNSでも、TONJIRUSTANDへの応援メッセージが…
今回のイベントは一旦終了しましたが、
解像度上げた「問い」でまたやりたい、というリクエストを頂きました。
また同時に、次皆さんと会う時に、我々がどう進化したのかを示さねばならない時でもあります。
恥ずかしくないように、頂いた実り多きご助言を、きちんと成果に変えて還元していこうと思います。
アイデアソンをやってみたら、そこには「愛」しかなかった。
ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!
引き続き、頑張ります。