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言葉を粗末に取り扱う人は、仕事も人間も粗末にする

最近読んだ「20代の知見」という本に、そんなフレーズを見つけた。

自分で言うのもなんだが、昔から言葉が好きで言葉を大切にしている。そういう育て方をされたのか、誰かが発した言葉に違和感をもつことが多い。

名前があるのに平気でこいつ呼ばわりしたり、たとえ粗末に見えても誰かが大事に作ったものを笑いながら指さしたり、自分には到底そんなことはできない。言葉は刃物だ。一度出てしまったら、なかったことにはできない。

それを知っているから、自分も万人ではないから反省することもしばしばだ。「あの時のあの一言はあれでよかったのだろうか」「なんであんなことを言ってしまったんだろう」そういうのが何年経っても頭にこびりつく。

言葉は不思議なもので使う人そのものを表す。だから言葉を粗末に取り扱う人は、どうにも信用できないのが性なのだ。

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