IVUSAの歴史
1.草創期 1993年〜2000年
国士舘大学の夢企画から始まりました。すべての原点がここにあります。
当時、大学受験人口(18才人口)がピークを迎え、熾烈な受験戦争の中、多くの学生が挫折感を味わい、しらけた雰囲気が覆っていました。
そこで、学生たちが、創造力を活かし、夢を組み立て実行する。そんな「勇気」と「冒険心」と「遊び心」を持った夢を募集し、実現性、独創性、意気込みを含めて大学が審査し、その実行を大学がサポートするという試みが行われたわけです。
学生の「夢」は様々な分野にわたっていましたが、中でも社会に貢献したいという企画が多くありました。その中の「ラオス小学校建設活動」「多摩川清掃大作戦」「北海道南西沖地震災害救援活動」などに参加した学生たちの、「今後も活動をしたい!」という熱意で、IVUSAは組織化されました。これらの活動をした1993年度がIVUSAの「第1期」となります。
▲ラオス小学校建設活動(1993年〜1999年)
▲北海道南西沖地震救援活動(1993年)
▲多摩川清掃大作戦(1993年〜2013年)
1994年4月に国士舘大学のサークル「国際ボランティアサークル」としてスタート。
基本的な理念は、「基本的にボランティアのフィールドで自分たちがやれることを企画し、企画によっては参加者を募集する」というもの。活動の柱は、「国際協力」「環境保護」「社会福祉」「災害救援」の4つ(その後、社会福祉から地域活性化に活動の力点が変わりました)です。
IVUSAは災害救援活動を通して、成長してきました。
▲阪神・淡路大震災救援活動(1995年)
▲台湾中部大地震災害救援活動(1999年)
台湾中部大地震災害救援活動は初めての海外における災害救援活動でしたが、ここで培ったノウハウや経験値がIVUSAを新しい段階に引き上げたと言えます。
2.発展期 2001年〜2008年
法政大学やフェリス女学院大学など新しい大学支部が誕生していきました。国士舘大学の国際ボランティア部から、インカレのIVUSAへと新しいステージに上がったと言えます。そして2002年にNPO法人格を取得しました。
2003年には立命館大学を中心に関西支部も誕生。
また、自分の地域を盛り上げたいという会員の思いから、地域おこし(活性化)の活動が各地で始まりました。
災害救援活動は継続して行なっており、災害現場における活動だけでなく、日頃の応急救命を中心とするCMT(Crisis Management Training = 危機対応講習)を全会員に実施していることが評価され、平成18年(2006年)に防災功労者内閣総理大臣賞を受賞しました。
3.拡大期 2009年〜2013年
2008年度に会員数が1,000名を突破しました。
また、会員に対する研修やトレーニング、キャリアサポートに力をいれるようになりました。
研修やトレーニングを学生自身が行えるような「学生インストラクター制度」を作り、大学クラブごとで研修を実施しています。
そして、2011年3月11日に発災した東日本大震災に対しては、3月末から現地に入り、これまで宮城県石巻市、気仙沼市、山元町などのの現場で活動してきました。現在も山元町で復興支援活動を継続中です。
4.成熟期 2014年〜
「子どもの教育支援」という事業の新しい柱ができ、災害救援や地域活性化を目的とした自治体との協定も増えました。
滋賀県琵琶湖や千葉県印旛沼での外来水生植物除去の大規模プロジェクトが生まれ、山形県飛島・長崎県対馬・沖縄県石垣島などで海岸清掃活動も始まりました。
全国で多発する災害に対しても、多くの学生ボランティアを派遣しました。これからは災害ボランティアの全国ネットワークを構築することに力を入れます。 滋賀県琵琶湖や千葉県印旛沼での外来水生植物除去の大規模プロジェクトが生まれ、山形県飛島・長崎県対馬・沖縄県石垣島などで海岸清掃活動も始まりました。
IVUSAでは共に社会に挑戦する仲間を募集しています。
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