トップで企業の器は決まる!【野球で勝ちたいなら経営しろ!】
先日、「組織を機能させるのに経営が役に立つ」ことに、「意外だ」という意見をもらったので、頭の中を整理するついでに書いてみます。
特段、経営学の本を読んだ訳ではなく、個人の持論・妄想なのはご容赦ください。
企業について考えていきたい
まず「目的と行動が一致しているのか?」という問題がある。
「日本一のデカイ企業にする!」と言いながら、商店街の定食屋さんを続けるのも変だし
「必要な分だけ稼いで楽しく」と言って、無理をして全国展開目指すのも違う気がする。
別に目的の大小は十人十色で良いと思う。
ただ「周りが○○だから」という行動でなく、「○○をやりたい」という目的に対して必要なことを素直に行動することが重要だと思っている。
また、組織のトップが目的地をどこに設定するかで組織の限界値が大体決まると思う。
もちろん口で言うだけでなくて、心の中で本気で思っているかどうか。
地域で1番を目指せばその中におさまるし
日本で1番を目指せば国内におさまる。
組織全員が思わなくても良いが、トップ、可能ならばトップ層2〜3人が目線が常に同じ、更に専門分野が違うと尚よいと思う。
最近の企業なら、営業・経理・エンジニアの3分野で同じ目線・信念を持っている人間が集まれば強いと思う。
野球なら監督(戦略)、トレーナー(技術)、データ(分析)くらいが揃うと良いかも。
企業は愛される商品・サービスが必要になる。
一過性の話題のものは、次の話題に消されていく。
面白いのは、長く愛されているモノも変化していること。
室町時代から続く老舗の虎屋は、時代に合わせた和菓子を作り続けてきたそう。
ゲームでは任天堂、ソニー、携帯ではアップルなど、常にアップデートしている。
任天堂64も面白かったけど、そのままだったら大変なことだろう。
野球では選手(人)が言わずもがな、大事だと思う。
ただ、ここでも「誰に愛されるのか・必要とされるのか」も良く考えるべき
目的と行動が一致するなら、企業戦略でニッチなところを狙うのもアリだと思う。
スポーツで難しいのは「監督に愛される・必要とされる」傾向にある。
ひとつの選択肢ではあるかもしれないが、
個人的には「社会に愛される・必要とされる」見方も忘れてはいけないと思う。
「監督」であればその組織を抜けた瞬間に「必要なくなる」
「社会」であればその組織を抜けても「必要とされる」
人生で野球組織にいる時間は少ないことを考えると、「社会」中心に考えることがより良いと思っている。
次に野球にしろ、企業にしろ結果を出したい
そのためにはしっかり分析する必要がある(センスでやれてしまう人は例外)
先ほど挙げた「社会全体」「自分(たち)」「相手」の情報を集める。
全体の流れを把握し、その中で自分たちの実力・現状と目標とのギャップ、相手の状況・傾向
必要なことはその組織・チームによって千差万別なので、これをやれば強くなるなんてものはないと思う。
「DX推進すれば全部が良くなる」訳ではなく、必要なところがやるから効果がある。
仮に全部が良くなるなら、どこもやっていなかったと言う非常事態だと思う。
分析するにも「5W1H」を何度も問い直す必要がある。
「なぜなのか?」「なんのためなのか?」「誰に対してなのか」「どこでやるのか」「いつやるべきなのか」「どのようにやるのか」
中途半端な疑問で終わらせずに、原因・理由を徹底して考える。
なので、野球でも練習も大事だが座学の時間を増やして良いと思う。
個人的には遠回りなようで、近道だと思う。
気合で練習量を増やせば、最初は1次関数のように右肩上がりに伸びても、どこかで成長は鈍化すると思う。
座学も含めて、全員で意図・理屈・目的などを理解して行動すれば指数関数的に徐々に成長が見込めると思う。
指導する側とすれば前者の方がすぐ伸びているように見えるので気持ちが良いが、長期でみた成長は後者の方がリターンは大きいと個人的に思っている。
企業しろ、野球にしろ長期での指数関数的な伸びを期待したい。
あとはとにかく楽しむこと。
適当にいくつか例を書いてみた。
頭の中のことを羅列しただけなので不十分なところも沢山あると思う。
選手には答えがないから、決めつけないで、考えることを楽しんで欲しい。