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ITIL4情報まとめ(~2020年8月)
ITマネジメント界隈で、(ようやく?)「ITIL4」がホットになりつつあるので、これまで(株)IT VALUE EXPERTSとして発信してきた、ITIL4に関する情報をまとめてみました。
本記事の内容
ITIL4の上位資格である「ITIL4 Managing Professional」にコンサルタントとして日本で最初に認定された弊社(株)IT VALUE EXPERTSのコンサルタントが、主に海外のITIL4関連の記事にコメントする形でTweetしています。2018年12月のITIL4の正式リリース前から追いかけているので、過去の経緯も含めて辿れます。一通り読めばあなたも専門家になれるかも?
ITIL®、ITIL4とは
ITIL®はITサービスマネジメント領域で最も採用されているベストプラクティス・フレームワークです。ITIL4は2018年12月に発行された最新のバージョンであり、最近のデジタルトランスフォーメーション(DX)の動向も取り込んだ柔軟かつ実践的な内容になっています。2020年8月現在、海外ではITIL4のコア書籍がすでに発行され、上位コースのトレーニングも開始されています。日本では書籍はITIL4 Foundationのみが日本語化されており、日本語での研修はITIL4 FoundationとITILv3からの移行コースが各社から提供されています。参考)ITプレナーズジャパン・アジアパシフィック社の研修コース:ITIL4® ファンデーションコース、ITIL4 ®マネージングプロフェッショナル移行コース
ITIL4の適用事例・活用相談等の情報
弊社では、ITIL4を早期からコンサルティングサービスとして活用・実践しており、弊社のネットワーキングサービス「IVE connect」のこれまでのイベントや先日のITサービスマネジメント推進団体itSMF JapanのオンラインセミナーでITIL4の実践事例をご紹介しています。
ITIL4を活用してサービスのマネジメントを改善したいと考えられている方は弊社で提供しているオンライン相談サービス「Expert NOW」の「ITIL4適用相談」メニューをぜひご活用ください。申し込みはこちらから。
ITIL4関連過去Tweetまとめ
パンデミックの状況にリスクマネジメントとしてどう対応するか、ITIL4の観点からまとめている記事です。https://t.co/sPpa3in5VG
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) July 28, 2020
多くの改善が必要になる時にベストプラクティスが有用であることが良くわかります。
ITIL4に関するプラクティショナーからの質問にエキスパートが回答している記事です。
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) April 26, 2020
需要管理の位置づけの変更など、プラクティショナーが知りたいと思う項目が含まれています。
ITIL4の概要を把握した上で読むとさらに理解が進みます。https://t.co/ekjdfDxDtQ
海外のITサービスマネジメントの専門家による2020年のITSMトレンドの紹介記事です。
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) February 27, 2020
市場に存在する多くのフレームワークやメソドロジーから、組織に合わせて最適なもの選択し、適用していく能力が問われていくと思います。https://t.co/Ad4V0bazO2
先日のイベントで弊社でも実施したITIL4 Managing Professional認定のレビュー記事です。
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) February 2, 2020
ITIL4は時代に合わせてより関係者にとって活用度の高いフレームワークになっています。https://t.co/UgFsPUS7gE
弊社代表広木が同年代のサービスマネジメントの専門家2人と、サービスマネジメントの将来について鼎談した内容がEnterpriseZineで公開されました。
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) January 26, 2020
ご興味ある方は是非ご確認ください。https://t.co/AGs1xaDaS1
ITIL4のコアコンセプトであるValue streamに関する記事です。
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) January 16, 2020
Value streamはV3までのコアだったプロセスとは異なり、柔軟かつ強力なツールです。https://t.co/RuOT8cQVpB
ITIL4のManaging ProfessionalのTransitionコースに含まれる上位モジュールの概要について紹介している記事です。https://t.co/gyJXGLdoaR
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) December 22, 2019
The ITIL® 4 Foundation Japanese translation is now available! Visit https://t.co/q832Z3wbBc to order in print, PDF, or e-book. @AXELOS_GBP #itil #itil4 #itmanagement #japanese #日本語 #IT管理 pic.twitter.com/oFjifcxIrk
— ITIL Publisher (@ITILPublisher) November 29, 2019
ITIL4のアップデート情報がまとまったサイトです。
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) August 2, 2019
Foundationのリリースから少し期間が空きましたが、上位のモジュールが秋以降徐々にリリースされていきます。https://t.co/VOlJfs1qgg
ITIL4のコンセプトはソフトウェア資産管理など、既存の関連する管理領域にも新たな観点を提供します。https://t.co/NBT87Mtply
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) July 28, 2019
なお、ITILv3ではIT資産管理は構成管理と一つのプロセスとしてまとめられていましたが、ITIL4ではプラクティスとして分けられ、より活用しやすくなることが想定されます。
ITIL4のFour DimensionsはV3における4つのPの考え方を拡張させたものです。範囲が広がっただけでなく、ITIL4の他のコンポーネント(プラクティスなど)ともより深く関連付けられているので、より実務で活用しやすくなっています。
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) March 31, 2019
ITIL4ではV3での「サービスライフサイクル(戦略、設計、移行、運用、改善)」に代わり、「サービスバリューシステム」の考え方が導入され、サービスの要件に合わせた柔軟なサービス開発・運用が可能になりました。これまであった「ITIL=ウォーターフォール」というイメージも変わってくると思います。
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) March 28, 2019
ITIL4の7つの「The ITIL Guiding Principles」はITSM推進のための知見がまとめられているだけでなく、AgileやDevOps、Leanの考え方も取り入れられており、非常に有用なガイドとなっています。ITSM推進のすべての段階で意識すべき原則です。
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) March 26, 2019
ITIL4でサービス価値の共創(Co-creation)が強調されています。これまでのCustomer(受益者)とProvider(提供者)という一方通行の関係性ではなく、時には関係性を入れ替えながら、ステークホルダーが共にサービスの価値を作り出していくことが前提になっており、時代の要請に合っていると考えます。
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) March 26, 2019
ITIL4を採用してもこれまで活用していたV2、V3のプロセスを使うのをやめる必要はありません。ITILに限らず、業務で活用できるプラクティスは組織の実態に合わせて活用していくことが重要です。#ITIL4
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) March 21, 2019
ITIL4はITIL V3よりスコープが広がっている一方で、現時点で入手可能なのはFoundationのみであり、特に運用に携わるにとってはとっつきにくいとの声があります。理解できる部分もありますが、Foundationに書かれているコンセプトはサービスマネジメントに関わる全ての人が理解すべき内容だと考えます。
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) March 20, 2019
ITIL4の研修で学んだコンセプトをコンサルティングの中で活用し始めています。コンサルタントにとってはより汎用的で使いやすい内容になっていると感じます。
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) March 8, 2019
3月1日にIVE connectのオンサイトイベントを開催しました。
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) March 4, 2019
ITIL4のアーキテクトであり、ITプレナーズのマスタートレーナーMarcelさんからITIL4の概要のプレゼンと、ITIL4研修受講者のパネルディスカッションを実施しました。
IVE connectでは、今後ITIL4に関するイベントを随時企画していきます。 pic.twitter.com/uWiBRwbigZ
itSMF JapanのサイトでITIL4 Foundation書籍が販売開始になりました。https://t.co/bPZdFSQNdT
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) February 25, 2019
近々リリースされるITIL 4 foundationの内容を踏まえたITIL 4についての最新情報です。これまでよりも詳細な情報が記載されています。https://t.co/Qaoo6xORn6
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) February 19, 2019
各分野の専門家がITIL4に期待することが記載されています。納得できる内容が非常に多いです。
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) December 16, 2018
https://t.co/2VQySzTdJJ
ITILの新バージョン「ITIL 4」の資格体系についての解説です。
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) October 14, 2018
全ての資格が揃うのはしばらく先になるので、現行のバージョン3で上位資格を目指している方は現行の研修を継続することを推奨します。https://t.co/vb2a4TFDij
ITILの次期バージョン「ITIL 4」の資格体系がアナウンスされ始めています。
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) October 5, 2018
これまでの資格体系ではFoundationから次のパスが描きにくく、費用も時間もかかるため、上位資格者がなかなか増えない状況が続いていました。正式リリースは来年以降になりますが、今後も動向は注視していきたいと思います。
ITILアップデートの最新情報がリリースされました。https://t.co/VOlJfs1qgg
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) July 10, 2018
次のイテレーション(継続的に更新されることが前提ですね)は2019年Q1にリリース、名称は「ITIL 4」になるそうです。
今後もDevelopment groupのディスカッションに参加し、コンテンツに貢献していきたいと思います。
現在ITILのアップデートに向けた検討が進んでいますが、次のバージョンではITIL(IT Infrastructure Library)という名称は使わない、ということがアナウンスされました。寂しい面もありますが、スコープを適切に表していないのは確かなので変える時期なのかもしれません。https://t.co/FJ01xJriUr
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) June 5, 2018
ITILのアップデート情報です。現時点ではコメントできるほどの情報が揃っていませんが、注目はしていきたいと思います。Global research programにも参加中。https://t.co/VOlJfs1qgg
— IT VALUE EXPERTS, Inc (@ITVALUEEXPERTS) December 9, 2017
以上
*ITIL® is a (registered) Trade Mark of AXELOS Limited. All rights reserved.