100名で学びを考える。横河電機・MetaLab・Libry・日教販など豪華企業と学生たちが学び合う「未来をつくる学び:学生・企業の共創フォーラム」開催レポート
2024年8月7日(水)、一般社団法人国際エデュテイメント協会(以下、IUEO)は、学生・企業向けイベント「未来をつくる学び:学生・企業の共創フォーラム」 を開催しました!SDGsイベントは今年で4年目の開催となります。上智大学の大教室を会場とし、横河電機・MetaLab・Libryの3社、そして十文字中学高等学校の学生さんたちという豪華なゲストスピーカーのみなさんをお招きしました。学びを追求する企業人の方々を含め、参加者総勢約100名の大規模なイベントとなりました。
今回はその開催レポートを公開します。
昨年に引き続き、高校生や大学生と社会人を参加者として集めた今回。これからを生きるのに必要な学びを、学生と社会人それぞれの視点を共有しながら協力して考えることができました。イベント後には、「活動を通じて様々な人と交流し、視野が広がった」、「自分の中の固定観念が覆された」などのお声をたくさんいただきました。以下、イベント詳細についてお話します。
当日のタイムテーブル
10:00 - 11:00 オープニング&アイスブレイク
11:00 - 11:20 学生によるセッション< 十文字中学高等学校 中学3年生 稲生 惇 氏 >
11:20 - 11:30 対話タイム
11:30 - 11:50 企業セッション:未来をつくるリーダー育成の取組について< 横河電機株式会社 未来共創イニシアチブ シナリオアンバサダー 大内 伸子氏 >
11:50 - 12:00 対話タイム
12:00 - 13:00 昼食休憩
13:00 - 13:30 パネルディスカッション< 株式会社Libry 後藤 匠氏、横河電機株式会社 大内 伸子氏、株式会社MetaLab(MEキャンパス代表) 田久保 健太氏、十文字中学高等学校 芦葉 理乃氏、西宮 夕貴氏>
13:30 - 14:45 チームアクティビティ:学びのライフプランを考えよう!
14:45 - 15:30 成果発表
15:30 - 15:50 振り返り・フィードバック・審査発表
15:50 - 16:00 クロージング&写真撮影
開会式
朝10時から、約100名もの参加者が集合。参加者も運営も高揚感を胸に、そわそわした様子でイベントの開始を待っていました。午前の司会を担当してくれたのは、十文字中学の西宮さん。まだ少しの緊張感が漂う中、イベントの進行をしてくれました。
IUEOの森からはイベントの趣旨説明と弊社の簡単な会社紹介をしました。みなさん、じっと耳を傾けている様子でした。
アイスブレイク
大阪市総合教育センター山本先生と大阪市立佃中学校の里見先生がイベントのためにアイスブレイクを用意してくださいました。ユニークで面白いアクティビティを通じて、参加者のみなさんの緊張も解けていきました。
活動中は楽し気な声が止まず、会場中が賑わっていました。音楽にのってひたすら線を描いていく活動では、それぞれが次第に自由に絵を描いたりして、個々のグループの色が見える作品を作り上げました!
学生によるセッション+対話タイム
学生によるセッションでは、「幸せに生きるために何を学べば良いのか」というテーマで、十文字中学の稲生さんがお話してくださいました。十文字中学高等学校で行われている個別最適化学習「J-PALM(ジェーパル)」による効果的な学びを、生き生きと紹介してくれました。
自分で目標を立て、計画的に学ぶ稲生さんのお話に、参加者の皆さんは感心した様子。対話タイムでは、その学習方法や今現在の学校教育について感想や意見をグループ内で話し合いました。
企業セッション:未来をつくるリーダー育成の取組について+対話タイム
未来共創イニシアチブ シナリオアンバサダーとして大内さんがお話してくれたのは、シナリオプランニングについてでした。
未来から逆算するバックキャスティング思考によって、「なぜ学ぶのか」を考えることや、多角的な視点から物事を見ることの大切さに気づかせてくれました。参加者のみなさんが自身の未来と学びを考え直すきっかけとなるセッションでした。
パネルディスカッション
午後から司会を務めてくれる十文字中学の布施さんのアナウンスから、午後の部が始まりました。午後の部最初は、学生・社会人混合で行われるパネルディスカッション。十文字中学の芦葉さん、西宮さん、横河電機株式会社の大内さん、株式会社MetaLab(MEキャンパス代表)田久保さんにパネリストとしてご登壇いただき、株式会社Libryの後藤さんの司会のもと、「幸せな人生を歩むためにどう学ぶか」というテーマについてお話していただきました。
それぞれがこれから何をしたいのか、そのためには何を学べばよいのかを語りました。学生と社会人で異なる視点を交えてディスカッションで、参加者のみなさんも登壇してくださった5名の方々も、「学ぶこと」への考えが深まったように思います。
チームアクティビティ:学びのライフプランを考えよう!
ここまで「何のために、どう学ぶのか」について知り、考えてきましたが、それらを生かすグループ活動として、「仮想の人物の18歳から38歳までの20年間の学びのライフプラン」の作成に挑んでもらいました。初めは四苦八苦しながらも、話し合いを重ね、グループの個性を発揮したライフプランが見られました。
表にしたりグラフにしたり、絵を描いてみたりと、楽しそうに書き進めている様子。1時間という短い時間で、どのグループもクオリティの高いプランを作ってくれました。
作業時間が終わり、各グループの成果発表。15グループそれぞれがユニークな発表を行ってくれました。発想力の高さに唸らせられつつ、笑いの絶えない発表時間でもありました。
振り返り・フィードバック・審査発表
グループでの活動を終え、佃中学校の里見先生主導でイベントの振り返りを行いました。このイベントで知ったことや、なぜ学ぶのかをみんなで考え直します。各々が新たな気づきを得て、学びの目的を見つけることができました。
大阪市総合教育センターの山本先生、株式会社Libryの後藤さん、IUEOの森によるチームアクティビティの審査が終了し、全体でのフィードバックと審査発表を行いました。どのグループも思い思いに学びのライフプランを作ってくれた中で、特に優秀なライフプランを作ってくれた3グループには、豪華賞品を贈呈させてもらいました!
クロージング&写真撮影
楽しかったイベントも終わりの時間。最後に参加者全員で集合写真を撮影しました。約100名がスクリーン前に集まっている様子は圧巻ですね。
当イベントにご参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。また、司会や登壇者、ボランティアとしてご協力してくださったみなさまにも感謝申し上げます。
このイベントをきっかけに、参加者のみなさんが未来を意識しながらよりよく学ぶことができるのを祈っています!