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サウナの厄介オタクに成り下がってしまった男の話


 僕のサウナ歴はまだまだ2年。そんな僕がサウナオタクというのはいささか良くないことだとは思うが、今日思ってしまったことは、厄介オタクのような思考だったので、そう表現し書かせていただく。

 今日のサウナはとても混雑していた。深夜23時より入浴していたのだが、ほぼ埋まっているような状態であった。

人が多いと、出入りも多い。よっていつもは80度ほどのサウナが70度ほどになっていた。80度でも低いのに、70度である!

(ちなみにサウナの適温は約90度だと僕は思っている。)

 人が出るたびに、僕は上へ上へと向かった。そうして13分ほど入ったのちに、1分半の水風呂、そして外気浴。

 その後、サウナに近いお風呂で入浴していると、若い男性の二〜三人の話し声が聞こえてきた。

「暑いからサウナ下の方に行かね?」

僕は嘘だろと思った。70度あっても75度のサウナが、暑いだと!?

老人や持病を抱えてる人ならまだしも、金髪メッシュのお前がそれをいうんかい!

でも、僕は反省をした。初心の頃はそうである。まだ慣れていないのだ。そういう時期もあるだろうと。

その温泉はロウリュウサービスがある。ただ、その時間になると人がたくさん入り、ロウリュウを受けたくて、サウナの外に並ぶほどだ。

ただ僕は思うのだ。ロウリュウよりも、ゆったりしたスペースかつ適温の中で過ごすサウナが極上であると。

だから、ぎゅうぎゅうのサウナルームでわざわざロウリュウを受ける必要はないと思い、その日は上がった。

よって、金髪メッシュのあんちゃんたちがそのロウリュウサービスを受けたのかどうかは僕が知る由もないのである。

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