SE/SIerとして早く出世するためのコツ② ~若手編~
SE/SIerとして早く出世するためのコツ① ~若手編~の続きの内容になります。読んでいない方は、そちらを先に読んでください。
自己紹介
大手SIer企業で、14年で部長職まで昇進しました。
その経験をnoteに発信しています。
詳細な経歴は下記を参照してください。
具体的なアクション
前回の記事で『出世するためのアクションリスト』を記載したので、具体的なアクションを説明します。
前回の記事に記載した通り、下記のアクションがあります。
チームと上司の目標を把握する
目標設定と振り返りは全力で取り組む
自己管理は徹底的にする
雑務こそ早く終わらせる
なるべく残業はしない
上司が苦手なことを把握する
上司が出世できていない理由を考える
1.チームと上司の目標を把握する
◆やること
・チームまたは上司の目標を共有してもらう
・目標を読み込み、分からない内容は、上司か優秀な先輩に確認する
あくまでもこのアクションは『2.目標設定と振り返りは全力で取り組む』の準備になり、自分の業績目標はチーム/上司の目標からカスケード(上位目標が分割されて個人目標に落ちているか)されていることが鉄則です。
◆アクションのヒント
目標を正しく理解するというのは、SE/SIerのキホンのキになります。目標設定もシステム導入も、マネジメントも下図のように考えるのは誰もがやるべきです。
上図の3)、4)については、次の『2.目標設定と振り返りは全力で取り組む』で説明しますので、『1.チームと上司の目標を把握する』では、1)と2)をしっかり行いましょう。
あなたの上司が、
3流の場合は、チームの目標を分割して部下に分配するようなことはしてくれません。
2流の場合は、チームの目標を分割して個人目標を割り当ててくれます。
1流の場合は、分割した個人目標の背景を説明してくれ、個人のやりたいことを踏まえて目標をテーラリングしてくれます。
あなたの上司は、どのタイプでしょうか?1流に近い上司の人ほど、上司の考え方を吸収するようにコミュニケーションを積極的に取りましょう。自分の上司が3流だからと言って落ち込むことはありません。むしろチャンスです。なぜなら、他のメンバーの業績目標もイマイチな内容になる可能性があるため、この記事を読んだあなたの目標だけが、チームの意向を踏まえた良い内容になる可能性があります。
また、上司やチームの目標を把握するからこそ、上司の悩みの背景を理解できます。自分の悩みの背景を理解してくれる部下は希少性が高いです。
上司が忙しくて質問しにくいときは、優秀な先輩に聞くのも良いです。優秀な先輩は、あなたより早く出世する可能性が高く、先輩が上司になる可能性もあるので、視座の高さのアピールにもなります。
また、目標を読み込むといっても、表面的な情報を把握するという意味ではありません。どうして、売上や利益の目標はこの金額になっているのか?ベンダーや他チーム連携などの強化施策がある場合は、どうしてこのベンダーやチームと連携しなければいけないのか?資格取得は、どうしてこの数なのか?など、チームと上司の目標のロジックを把握しましょう。
例えば、売上が10億円という目標だった場合、社員1人の基準が1億円で、チームメンバーが10人だから10億円なのか、来年実施するプロジェクトの金額の予測がその金額なのかなど理由を把握しましょう、自身の目標を作成するときに役立ちます。
2.目標設定と振り返りは全力で取り組む
3.自己管理は徹底的にする
4.雑務こそ早く終わらせる
5.なるべく残業はしない
6.上司が苦手なことを把握する
7.上司が出世できていない理由を考える
少し文字数が増えてきたので、具体的なアクションは次の記事にまとめたいと思います。
スキを押して頂ければ、記事にする優先度を高めますのでお願いします。