(3)なぜあの人は大喜利が上手いのか?[麒麟川島さんの場合]
前々回、前回と大喜利苦手芸人さんへの考察を書いてきましたが、ここではいったん趣向を変えて、大喜利が得意な芸人さんの考察をしてみたいと思います。
2022年5月5日放送のアメトーク「大喜利苦手芸人」では、大喜利の上手い芸人さんの名前が複数挙げられていましたが、ここでは麒麟川島さんを例にしたいと思います。
麒麟川島さんの知性(水星)の特徴
川島さんのホロスコープ(出生図)を、ウィキペデイアに書かれていた生年月日で出してみました。
太陽星座(誕生日星座)、水星ともにみずがめ座ですが、火星も同じくらいの位置にあります。金星・海王星と、月・キロンもだいたい同じ場所にあります。ただし生まれた時間が不明なため、月の場所は確定ではありません。
川島さんの生まれつきの才能
みずがめ座というのは風属性で、情報や知識を意味し、とくに普遍的なものや本質的なものに興味があります。
そこに水星、太陽、火星が揃っているので、もともと情報や知識や、人とのコミュニケーションに関する才能というものがずば抜けています。
とくに、サビアンという手法で考えると、みずがめ座のこの位置(度数)は、その人独自の哲学、流儀というものを形成し主張したいという場所です。他の人間では変えのきかない唯一無二の存在になりたいという欲求があり、そのために努力をされてきたのではと思います。
また、いて座の金星や海王星が水星に協力し、柔和で人を不快にさせない絶妙な会話術を獲得したのではないかと思います。
川島さんの苦労と努力
ただ、大喜利上達のコツ「ずらす・逆を考える」「実体験をとりいれる」ということに関しては、最初からスラスラできたのではなく、回数をこなしてご自身なりの成功パターンを掴んで「大喜利が得意な芸人」になられたようにも感じます。
川島さんは確かに多くの長所をもっていますが、同時にそれを邪魔したり、苦労を要求されるような星の位置もいくつか見られます。
おとめ座の土星や、おうし座にある月・キロン。
また水星そのものの場所にも、実は苦労しそうな特性が隠されています。
そういった苦労や邪魔をのりこえ、自分の思考や感情を統制し、努力や工夫し、行動や実践しながら自分の強みやスタイルを探っていった、またはそのようにせざるを得なかったのでは?と思います。
才能を活かしきれるようになるまで、大きな苦労や苦悩もあったのではないでしょうか。
もともとお持ちの才能自体は、大喜利はもちろんお笑い芸人や芸能人としては強みです。ですがそれを上手く把握し活かせるようになったのは、ご本人の努力の賜物でしょう。
後書き
今回、川島さんのホロスコープを拝見するに、大喜利やお笑いに関する才能を感じられましたが、同時に多くの努力の痕跡も見られました。
一見スマートで、何でも器用にこなされるように見えますが、実は努力の人である川島さん。今後のさらなるご活躍をお祈りしています。