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旅のエンディング曲

一人旅が好きだ。
とはいっても元から一人旅が好きだったかと言われるとそういうことではない。
もともと旅行は好きではあったが、年々友人達が結婚していくにつれて、行きたい場所はあるのに一緒に行ける友達がいなくなったことで、一人で行き始めたのがきっかけであった。

いろいろな一人旅でのエピソードはいずれ話そうと思うが、
本日は旅のエンディング曲について書き綴っていこうと思う。

まず話始める前に、おそらく僕はなかなかのナルシズムの持ち主であるということを宣言しておきたい
というのも、音楽を聴いているとき、駅や電車の中、街中など、場所を選ばず、リズムに乗ってしまう。
その際、足をトントンくらいであればまだしも、頭を揺らす、指パッチンでリズムをとる、鼻歌を歌うなどの挙動を起こしてしまうのである。
(ちなみに仕事終わり、会社を退門した直後にAirpodsを耳に着け、意気揚々とその挙動をおこすあたり、目に余るキモさである)

さて、先日友人と音楽の話をしていた際の一コマ

友「あーお前この曲好きなんやー」
僕「結構旅のエンディングのときに流しがちなんだよね、雰囲気いいし!」
友「、、、旅のエンディング?なんやそれキッショ」

いや、かっけーだろ

と思いつつ、
この時、旅のエンディング曲という感覚があまり一般的ではないということに気づいた。
そもそも旅のエンディング曲とは、
旅の帰路につく際に流している曲のこと(勝手な僕の定義)
で、定番のメインエンディング曲のほか、こんな旅な時はこれ、
みたいな、1曲に限るものではない。

それでは、上記のナルシズムを加えながら、僕の旅のエンディング曲を紹介していこうと思う。

まずはよく使うメインの旅エンディング曲はこちら。
くるり の 奇跡

旅の終わりの電車の中や、車の中、移動中のどんな場面にも溶け込むこのノスタルジーなイントロ。
明日からまた仕事が始まる、また日常に戻ってしまう、そういった感情の中でこの曲を聴くと、
また頑張ろう
そんな気持ちになれる一曲。

そしてもう一つが沖縄などの島国を訪れた際限定曲。
空港から帰りの電車の中で聞く曲がこちら。
BIGIN の オジー自慢のオリオンビール

この曲が個人的に一番輝く瞬間を紹介したい。
まず、帰路に着く際、夕方以降のくらい時間の飛行機にて最寄りの空港へ帰っていただきたい。
またその後、日が暮れた人の少ない時間の電車に乗ること。
その帰りの電車、扉が閉まり電車が動き始めるであろちょうどその瞬間、
イヤホンを耳に着けゆっくりと再生ボタンを押していただきたい。
この時の僕の脳内はまさにこちら。

こんな感じで妄想する僕。

この瞬間、あなたは映画のエンディングのエンドロールで映る主人公になっていると錯覚するだろう。
夜景の映る車窓の枠内には、今回の旅の登場人物が名を連ねていく、、、
(ちなみにここに写っている自分は、窓に反射して映っている僕である。)

この際、横目でちらちらと車窓に映る自分を見ながら、深く座席に座り、
"、、、ふぅ~"
と息を深く吐きながら、上を見たりしてしまえば、

旅終わりの俺、かっけぇ

となること間違いなし。(膝の上にリュックを置くと尚それっぽい)

静かに帰りの電車の中、誰も島から帰ってきたとは思わないであろう中、
今回の旅のテーマは島でしたよ、まだまだ旅はおわらないぜ。
なんて気分に浸ることのできる名曲である。

ちなみに自分はオダギリジョーになった気でいます。
(いつか僕が顔ばれした際は、この記事に"〇すぞブス”と書き込んでください)

今回紹介しきれませんでしたが、
車での旅の始まりのときは、
くるりのハイウェイなど、決まった曲を流しています。

皆さんにもそんな旅の"エンディング曲"あるでしょうか?
もしも無い方は是非、
自分にピッタリな旅のエンディング曲を探してみてはいかがか。

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