京都音楽博覧会2024 に初めて参加した感想、ピースフルなフェスでゆったり。
昨日、くるり主催の京都音楽博覧会に参加してきた。
今回参加したのはDAY1。
個人的に自分の予想をはるかに超えたクオリティだったので少しでもこのフェスの良さを広げたいので何がやばかったのかを詳しく書き綴る。
内容は大きく分けて2パート
【フェス概要がヤバい編】
①フェスの規模感がヤバい。
ステージが一つしかないのでどのバンドを見に行こう、なんて会場内を行ったり来たりすることはないのが楽。
しかも入場時に京都音楽博覧会デザインのレジャーシートをもらえちゃう!!!
それを会場で使えちゃうんだからもうサイコウッ。
しかも距離さえ選ばなければ基本的にステージはどこからでも見れるのでレジャーシートに座ってゆっくり鑑賞可能、イェイ!!
②お客さん治安がヤバい。
個人的にはここが最高のポイントでした。
お客さんの治安がめちゃくちゃピースフル。
家族で参加している方も多く、最早家族の猥談を見ているだけで癒される。
フェスというよりか音楽を楽しむピクニック。
パンチの強いお客さんや、オラついているお客さんもいないのでお子さんたちを連れていくのにも安心!!
③フェス会場が神立地。
会場が京都駅から徒歩で15分くらいで行ける梅小路公園。
県外から来られる方も新幹線で京都駅に来てしまえばそこからは徒歩で行けてしまう、ウレシイッ!!
【演者チョイスがヤバい編】
①KIRINJIがヤバい。
前々から曲は存じてましたが、生で聞くKIRINJIの声のヤバさ。
身体にスーッと入ってくるというか、自然の音の一部のように染み渡るあの感覚。
KIRINJIのPOP音楽を梅小路公園という日常感のある中で聞けるとはなんと贅沢なことか。
おそらく年代的には30代から40代の方々への知名度が高いのではと思っていましたが、今の若い子も音乗りしてしまうキャッチーな音楽。
のんびりしながら聞くKIRINJIは日常の中の非日常感があり、格別でした。
②羊文学がヤバい。
最近めちゃめちゃ名前を聞くようになった羊文学。
サブスクでも最近結構聞いていたので、羊文学だけは最前列で聞いてやろうと思い、しっかりと立ち見で参戦。
まず塩塚モエカさんの美しさに脱帽。
お顔ちっさ。
首なっが。
スタイルえっぐ。
そして、河西ゆりかさんのベースの演奏力。
楽しそうにベースを奏でている姿は、
見ている側ですら楽しい空気間へ引き込むほど。
今回のステージではほとんど河西さんを目で追ってしまってました。
ドラムのフクダさんは休養中とのことで代理ドラムの方が来てましたが、
曲はすべて最高でした!!!
個人的に大好きなOOPARTS歌ってくれたことが、
僕の感情のてっぺんをぶち抜いてしまい、涙ダダこぼれの手前。
ワンマンも行こうと誓った、今日この頃。
③ASKAがやばい。
今回の僕的ダークホースASKA。
羊文学の最前列確保のために待ってる時に、
”このままみんなASKA待ちかな?(プフークスクス)”
みたいな会話をしている方がいて、
僕も"んなわけねーだろ"とか思ってましたが、
当時の僕を助走つけて後頭部に肘うち仕掛けたい。
何ならそのまま最前列確保しとけとブチギレたい。
正直僕自身ASKAに関しては情報不足で、
"YAH YAH YAH"とか"LOVE SONG"しか知らない程度。
しかし始まってみたら拍子突かれましたね。
なんか聞いたことある"Say Yes"とか、
なんか聞いたことある""はじまりはいつも雨”とか。
正直舐めてたのは僕だけじゃないはず。
会場全体が"おぉーっ!?"って声出してた、間違いなく。
夕暮れ時って時間帯ってこともあってか、会場も落ち着き始めて、
ゆったりな空気に移行していく中でASKAの歌声によって、
落ち着いてる、けれども胸の奥から湧き上がる興奮と調和がとれている。
そんな雰囲気やったと思います。
ほんとに舐めててごめんなさい、ASKAさん。
フェス後めちゃくちゃいろいろ聞かせてもらってます。
完全にレジェンドですやん。
④くるりがやばい。
やっぱりくるりはヤバい。
ずっとヤバい。
曲にハズレとかそういう概念がないのも恐ろしい。
僕はくるりの"ロックンロール"って曲が大好きなんですが。
ちゃんと歌ってくれたのがもうたまらなかったです。
鼻の奥がつんとしましたが、一人泣きも恥ずいので
グッとこらえながら、"ロックンロール"の歌詞がしみじみと沁みる。
"裸足のままでゆく 何も見えなくなる 振り返ることなく
天国のドア叩く 天国のドア叩く"
完全に日は暮れてステージのライトだけが僕らを照らす。
今回くるりは最前列から見るのではなくて後ろの方からゆったり見た。
理由はフェスでのくるりを見たかったから。
やっぱりくるりはすごい。
会場全体が音に乗る、個人個人が好きなように、好きなタイミングで。
最後の最後、アンコールのような形で、
人気曲”琥珀色の街、上海蟹の朝"を披露。
ゆるーい空気のまま会場を落ち着いた熱気で閉演と送り届けるくるり。
おそらく会場付近の近隣住民への配慮もかねてだろう。
最後の最後までサービス精神の塊、くるり、好き。
最後に。
長々と述べてきたが、伝えたいことはただ一つ。
京都音楽博覧会はやばい。ということ。
そして僕が今回得たこのフェスの最高の楽しみ方の一つは、
無理して最前列に行かない、ということ。
ゆるーいフェスには最前列なんて必要なくて、
楽しむべきはフェスとして会場全体が一体になれるかどうか。
その一体感を全体を見渡しながら楽しむ、
そんなのも一つの趣なのではないかなんて学びを得てしまった。
皆さんも家族でピクニックテンションで是非。